ドリームベッド株式会社は、四半期の業績を公表しました。家具や寝具の製造・販売を手掛ける同社は、創業以来ずっとベッドを中心とした事業を展開してきましたが、この度の決算では堅調な業績を示しています。広告やWEB活用で販売拡大を図り、売上、利益ともに好調に推移したようです。
企業情報
企業名: ドリームベッド株式会社
証券コード: E36627
決算期: 2024年3月期
ドリームベッド株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ドリームベッド株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は翌年の2月13日に行われます。
主な事業
ドリームベッド株式会社は、ベッド、マットレス、寝具などの製造販売を主な事業としています。家具販売店や商業施設、ショールームなどを通じて商品を販売しており、近年はECサイトの強化や新製品開発にも力を入れています。ベッドメーカーとして長年の実績がある同社は、快適な睡眠をテーマに、高品質な製品づくりに注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は7,026,751千円、営業利益は102,673千円と前年同期比で減少しています。しかし、経常利益は196,184千円と堅調に推移しており、四半期純利益も102,908千円と良好な水準を維持しています。利益率も概ね良好な状況にあります。
売上・利益の推移
ドリームベッド株式会社の売上高は、ここ数年90億円前後で推移しています。一方で利益面では、経常利益が4億円前後、四半期純利益は1億円前後と概ね安定的な水準を保っています。売上は微減傾向にありますが、利益水準は堅調に推移しているのが特徴と言えます。
四半期連結貸借対照表について
ドリームベッド株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は106億円と前年度末に比べ増加しています。これは主に、工場の増改築に伴う建物や構築物の増加によるものです。一方、負債合計は65億円と増加しており、長期借入金の増加が主な要因となっています。純資産は40億円台で、自己資本比率は38.3%となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が38億円、固定資産が67億円となっています。流動資産の中では、現金及び預金5億円、売掛金10億円などが主な内訳です。固定資産の中では、建物32億円、土地21億円などが大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が42億円、固定負債が22億円となっています。流動負債の中では、支払手形6億円、短期借入金19億円などが主な内訳です。固定負債の中では、長期借入金18億円が大きな割合を占めています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が7.8億円、利益剰余金が25億円となっています。自己株式が2,000万円程度保有されており、純資産合計は40億円となっています。
ROAとROE
ドリームベッド株式会社のROA(総資産経常利益率)は、当第3四半期で1.8%となっています。前年同期と比べると低下していますが、概ね1.5%前後で推移しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は2.5%と低下傾向にあるものの、5%前後を維持しています。企業の収益性は良好な水準を保っているといえます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で減少したものの、投資活動によるキャッシュフローはプラスに転じています。これは、工場の改修などに伴う設備投資が一巡したことによるものと考えられます。財務活動によるキャッシュフローは、借入金の増加により増加しています。全体としてキャッシュの状況は良好に推移しているといえます。
配当の支払額
ドリームベッド株式会社の配当金は、年間で30円/株が支払われています。直近の中間配当は1株当たり16円となっています。業績の動向を踏まえつつ、株主還元にも積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。
今後の展望
ドリームベッド株式会社は、新工場の建設や東京ショールームの移転など、中期経営計画に掲げた各種施策を着実に実行しています。これにより、生産能力の拡大や営業体制の強化を図り、更なる業績向上を目指しています。また、ブランドイメージの訴求やデジタルマーケティングの強化など、積極的な販売施策にも取り組んでおり、中長期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
ドリームベッド株式会社は、ベッドやマットレスの製造・販売を主力事業とする企業です。今回の決算では、工場の再建や営業体制の強化などの施策を積極的に進めており、業績も概ね好調に推移しています。今後も新製品の投入やデジタルマーケティングの強化など、成長に向けた取り組みを展開していく方針のようです。株主還元面でも安定した配当を実施しており、投資家からの注目も集まるでしょう。
ドリームベッド株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ドリームベッド株式会社の決算日は3月31日で、決算発表は翌年の2月13日に行われます。また、同社の年間配当金は1株当たり30円と安定的に推移しており、中間配当も1株当たり16円が支払われています。業績も概ね良好な水準を維持しており、投資家の注目を集めている企業だと言えるでしょう。