株式会社イーディーピーの2023年12月期決算が発表されました。今期の業績は大変厳しい結果となりましたが、新たな製品の開発や新市場への展開など、前向きな取り組みを進めています。
今後の業績回復に注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社イーディーピー
証券コード: 77940
決算期: 3月期
株式会社イーディーピーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社イーディーピーの決算期は3月期です。決算発表は通常4月下旬から5月上旬に行われます。
主な事業
株式会社イーディーピーの主力事業は、ダイヤモンド単結晶の製造、販売、開発です。ダイヤモンドの優れた特性を生かし、電子デバイス分野やパワーデバイス分野などで研究開発を進めています。また、宝飾品用のLGD(人工宝石)向けの種結晶も主要な製品となっています。
今期の業績と利益率は?
今期(2023年12月期)の業績は大変厳しい結果となりました。売上高は499,550千円(前年同期比76.3%減)、営業損失は236,630千円と大幅な減収減益となりました。
主力の種結晶の販売が大幅に減少したことが主因です。市場環境の悪化により、主要顧客の生産調整が影響しました。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と利益の推移を見ると、2023年3月期まで順調に増加してきましたが、2023年12月期は大幅な減収減益となりました。
主力の種結晶の販売が減少したことが業績悪化の主な原因です。しかし、新たな製品開発や顧客開拓など、前向きな取り組みを進めています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社イーディーピーの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は5,275,498千円と前事業年度末から740,958千円減少しました。一方で、純資産は4,791,068千円と、自己資本比率は90.8%と高水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,399,798千円減少した一方で、製品が349,217千円、有形固定資産が382,058千円増加しました。
負債の部
負債の部では、長期借入金が96,103千円、未払法人税等が365,374千円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が170,923千円減少しましたが、自己資本比率は90.8%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAとROEについては、前期までは順調に改善してきましたが、今期は大幅な減益により低下しています。
今後は、新製品の販売や新市場の開拓などによる収益力の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
キャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが減少しており、投資活動によるキャッシュ・フローも増加しています。
今後の資金繰りや設備投資などが注目されます。
配当の支払額
株式会社イーディーピーは、現在のところ配当を実施していません。業績回復と財務体質の強化を優先している状況です。
今後の展望
株式会社イーディーピーは、ダイヤモンド製品の研究開発に注力し、新たな用途開拓に取り組んでいます。
また、中東地域での販路拡大や、新製品の投入など、収益力の回復に向けた様々な施策を進めています。
今後の業績回復に大きな期待が寄せられています。
編集部のまとめ
株式会社イーディーピーの2023年12月期決算は大変厳しい結果となりましたが、新製品の開発や新市場への展開など、前向きな取り組みを進めています。
今後の業績回復に向けた取り組みに注目が集まっています。
株式会社イーディーピーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イーディーピーの決算期は3月期で、通常4月下旬から5月上旬に決算発表が行われます。
また、現在のところ配当は実施されていません。業績回復と財務基盤の強化を優先している状況です。