株式会社アミファの決算内容を紹介します。アミファは100円ショップなどで人気のライフスタイル雑貨を提供する企業です。売上高は前年同期比2.5%増の2,592,912千円と好調に推移しました。新商品の提案などに積極的に取り組み、クリスマス商品を中心に販売が伸びていることがうかがえます。一方で経常利益は前年同期比58.3%減の76,401千円と減益となりました。これは物流費や人件費の増加など、コストが増加したことが要因です。
企業情報
企業名: 株式会社アミファ
証券コード: E34028
決算期: 2023年12月期第1四半期
株式会社アミファの決算日・決算時期(スケジュール)は?
アミファの決算期は9月30日となっています。第1四半期の決算は2023年10月1日~12月31日の期間となります。
主な事業
アミファは、ライフスタイル雑貨の企画・製造・仕入・卸売販売を主な事業としています。主要な販売先は100円ショップなどの国内外の小売業者や卸売業者です。業界でも有名な「DAISO」などの大手100円ショップにも商品を供給しています。デザイン性の高い雑貨を低価格で提供することで、幅広い消費者に支持されています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は売上高が前年同期比2.5%増の2,592,912千円と好調でした。一方で、経常利益は前年同期比58.3%減の76,401千円と大幅な減益となりました。利益率は低下しましたが、これは原材料価格高騰や物流費用の増加などが影響したためです。
売上・利益の推移
アミファの売上高は年々堅調に推移しており、2022年9月期は8,131,382千円を記録しました。一方で利益面では、原価高騰などの影響で経常利益は前年同期比58.3%減と減少しています。業績の安定化には、コスト管理の強化などが課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
アミファは連結決算を行っておらず、単体での決算となっています。四半期貸借対照表では資産が4,752,572千円、負債が2,453,003千円、純資産が2,299,569千円となっています。
資産の部
資産の部では、受取手形及び売掛金が1,172,571千円と大きな割合を占めています。また棚卸資産は2,404,598千円となっています。現金及び預金も790,265千円と健全な水準を維持しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,600,000千円と大きな割合を占めています。これは運転資金の調達に使われているものと考えられます。また買掛金も117,230千円となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,172,348千円と大きな割合を占めています。自己資本比率は48.4%となっており、財務体質は健全と言えます。
ROAとROE
アミファのROA(総資産利益率)は前年同期の4.2%から1.1%に低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は前年同期の4.8%から2.3%に下がっています。これは利益が減少したことが主な要因です。今後は収益力の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
アミファのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で159,356千円減少しています。一方で投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローも減少しており、全体としては85,941千円のマイナスとなっています。今後の事業拡大に向けた投資などが必要となってきているようです。
配当の支払額
アミファは年間配当24円を実施しています。第1四半期の配当金は71,878千円となっています。安定的な配当を維持しつつ、事業への再投資にも取り組む方針のようです。
今後の展望
アミファは、ライフスタイル雑貨の企画力や提案力を強みに、100円ショップ各社への販売拡大を目指しています。新商品の開発や、IoTやAIの活用による生産性の向上などにも取り組んでいきます。一方で、原材料価格高騰や物流コストの上昇などへの対策も課題となっています。今後の業績見通しには不透明な部分も残されていますが、引き続き成長を目指していくことでしょう。
編集部のまとめ
アミファは、好調な販売実績を背景に売上高を伸ばしましたが、コスト増加で利益が減少する結果となりました。今後は収益性の向上に向けた取り組みが重要になってくると考えられます。ワンプライス商品のさらなる提案力強化や、企業体質の改善など、持続的な成長に向けた施策が期待されます。
株式会社アミファの決算日や配当についてまとめました。
アミファの決算日は9月30日で、第1四半期の決算期間は2023年10月1日~12月31日でした。配当は年間24円で、第1四半期の配当金は71,878千円となっています。安定的な配当政策を維持しつつ、収益性の向上にも取り組んでいく方針のようです。