株式会社シー・エス・ランバーの決算報告を見てみましょう。建築資材の製造・販売を手掛ける同社は、2023年9月1日から11月30日の第2四半期決算を発表しました。前年同期と比較して売上高は17.1%減少したものの、着実な利益確保により経常利益は30.4%減にとどまりました。今後の展開にも注目ですね。
企業情報
企業名: 株式会社シー・エス・ランバー
証券コード: E33497
決算期: 2024年5月期
株式会社シー・エス・ランバーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社シー・エス・ランバーの決算日は5月31日です。第2四半期決算は2023年9月1日から11月30日の期間となっています。
主な事業
株式会社シー・エス・ランバーは、木材のプレカット加工及び販売を主軸に、建築請負事業や不動産賃貸事業も展開しています。また、2023年第2四半期には新たに建設事業部を開設するなど、事業領域の拡大に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
第2四半期の業績は、前年同期と比較して減収減益となりました。売上高は10,866百万円(前年同期比17.1%減)、経常利益は1,251百万円(同30.4%減)と減少しています。一方、利益率については、製造や配送の効率化などにより、厳しい環境下でも健闘しています。
売上・利益の推移
株式会社シー・エス・ランバーは、建築関連需要の減少や原材料価格の高騰により、売上高と利益が前年同期を下回りました。しかし、内製化の推進やコスト削減などにより、減益幅を抑えることができています。今後の景気動向を注視しつつ、事業領域の拡大にも取り組んでいく方針です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社シー・エス・ランバーの四半期連結貸借対照表では、総資産が前期末比4.8%増加し、23,430百万円となりました。自己資本比率も41.4%と健全な水準を維持しています。
資産の部
現金及び預金が521百万円増加したほか、賃貸不動産が422百万円増加しています。一方で、棚卸資産は49百万円減少しています。
負債の部
支払手形及び買掛金が142百万円増加、社債が220百万円増加しています。
純資産の部
利益剰余金の増加により、純資産が前期末比7.9%増加し、9,704百万円となりました。自己資本比率は41.4%となっています。
ROAとROE
株式会社シー・エス・ランバーのROA(総資産利益率)は、前年同期比で減少傾向にあります。これは経営環境の悪化による利益の減少が主な要因です。一方でROE(自己資本利益率)は引き続き高水準を維持しており、株主価値の向上にも注力していることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,211百万円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは721百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは31百万円の増加となっています。全体としては523百万円の増加となり、手元流動性は堅調に推移しています。
配当の支払額
株式会社シー・エス・ランバーは、1株当たり80円の配当を実施しています。安定的な利益確保と株主還元のバランスを考えながら、業績に応じた適切な配当水準の維持に努めています。
今後の展望
株式会社シー・エス・ランバーは、プレカット事業や建築請負事業、不動産賃貸事業を中心に事業領域を拡大しています。2025年5月期の連結売上高目標290億円に向けて、建設事業部の新設などにより、さらなる成長を目指しています。今後の業績動向に期待が高まります。
編集部のまとめ
株式会社シー・エス・ランバーは、建築資材の製造・販売を主軸に、建築請負事業や不動産賃貸事業、さらには新しい建設事業部の開設など、事業領域を着実に拡大しています。第2四半期の業績は減収減益となったものの、利益率の維持や財務体質の強化など、経営基盤の強化にも取り組んでいることがわかりました。今後も注目の企業といえるでしょう。
株式会社シー・エス・ランバーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社シー・エス・ランバーの決算日は5月31日で、第2四半期の決算期間は2023年9月1日から11月30日までです。配当については、1株当たり80円の配当を実施しています。安定的な利益確保と株主還元のバランスを考えながら、適切な配当水準の維持に努めています。