株式会社クロスフォー(証券コード:78100)の最新の決算報告書が公開されました。同社は主にジュエリー製品の製造・販売を手掛ける企業で、その業績に注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社クロスフォー
証券コード: 78100
決算期: 7月31日
株式会社クロスフォーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社クロスフォーの決算日は7月31日です。同社は年1回の本決算に加え、4月30日を期末とする第3四半期決算を行っています。
主な事業
株式会社クロスフォーは、独自の特許技術「Dancing Stone」を活用したジュエリー製品の製造・販売が主力事業です。国内外の有名ブランドとの共同開発にも力を入れており、海外展開も積極的に行っています。近年は「テニスチェーン」と呼ばれる製品の販売も好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,537,081千円と前年同期比で14.3%の増収となりました。営業利益は7,889千円と前年同期の営業損失から大幅な改善を示しています。売上総利益率は34.9%と前年同期から5.8ポイント改善しました。
売上・利益の推移
同社の売上高は2022年8月期に2,218,712千円と減収となりましたが、2023年8月期第3四半期(2024年4月期)には2,537,081千円と14.3%の増収に転じています。利益面では、2022年8月期は営業損失161,510千円だったものの、2023年8月期第3四半期には営業利益7,889千円と黒字化を果たしています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は5,277,171千円と前期末から17,517千円増加しています。一方、負債合計は3,449,498千円と前期末から2,470千円減少しています。純資産合計は1,827,673千円で、前期末から19,988千円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,610,644千円と前期末から75,619千円増加しました。一方、固定資産は1,662,276千円と前期末から56,991千円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,613,164千円と前期末から360,782千円増加しました。一方、固定負債は1,836,334千円と前期末から363,253千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が1,794,298千円と前期末から20,489千円増加しました。その他の包括利益累計額は-2,154千円と前期末から455千円の減少となっています。
ROAとROE
同社のROA(総資本経常利益率)は0.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は1.8%となっています。前期の赤字から黒字化に転じたことで、両指標ともに改善傾向にあります。今後は収益性の向上と自己資本の充実に努め、さらなる業績改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは開示されていませんが、前期は営業活動によるキャッシュ・フローが81,138千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが67,847千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが418,201千円の支出となっています。今期以降の資金の使途と確保が注目されます。
配当の支払額
同社は2023年10月27日の定時株主総会で1株当たり0.75円の期末配当を決議しました。前期の1株当たり3.50円から減配となっていますが、収益の改善に伴い復配を果たしました。今後の業績動向に応じて、株主への還元を増加させていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社クロスフォーは、世界中のブランドとの共生を目指し、オリジナル製品の開発やグローバル拡販の加速、デジタルトランスフォーメーションの推進などに取り組んでいきます。また、事業の拡大とサステナビリティへの取組みにも注力していく方針です。今後の持続的な成長に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社クロスフォーの最新決算は、売上高、営業利益ともに大幅な改善を示しました。特に海外売上高の伸長が顕著です。今後は国内も含めた総合的な収益力向上に努めるとともに、事業拡大とサステナビリティへの取り組みを進めることが期待されます。同社の業績回復と持続的な成長に注目が集まっています。
株式会社クロスフォーの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は7月31日で、年1回の本決算に加え第3四半期決算(4月30日期末)も行っています。配当については、2023年10月27日の定時株主総会で1株当たり0.75円の期末配当が決議されました。前期から減配となっていますが、収益の改善に伴い復配を果たした形となっています。今後の業績動向次第で、株主還元の増加が期待されます。