中本パックス株式会社の第37期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

印刷・事務機器関連
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中本パックス株式会社の2024年3月期第1四半期決算報告書が発表されました。主力製品の食品関連や自動車内装材が好調に推移し、売上高や利益の増加が見られる良好な決算内容となっています。今後はさらなる成長に向けて、環境に配慮した製品の開発や原価低減、生産効率の向上にも注力していきますので、期待が高まりますね。

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企業情報

企業名: 中本パックス株式会社
証券コード: 78110
決算期: 2024年2月期

中本パックス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

中本パックス株式会社の決算日は2月末日となっています。第1四半期の決算期間は2024年3月1日から2024年5月31日までの3ヶ月間となります。

主な事業

中本パックス株式会社は、食品包装用途や自動車内装材、スマートフォン用電子部品パッケージ材料など、幅広い需要に対応する印刷加工製品を手掛けている企業です。食品関連、IT・工業材関連、生活資材関連、建材関連、医療・医薬関連など、さまざまな用途の製品を提供しています。環境に配慮した製品開発や原価低減、生産効率の向上に注力しており、今後も安定した経営基盤の構築を目指しています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の業績は、売上高が11,619百万円と前年同期比5.2%の増加、営業利益は550百万円で同6.9%増、経常利益は530百万円と同0.0%増と、全体的に堅調な結果となりました。主力の食品関連事業では冷凍食品が好調に推移し、IT・工業材関連では自動車内装材の回復や電子部品パッケージ材料の増加が寄与しています。これにより、売上総利益率は16.3%と前年同期から1.3ポイント改善しています。

売上・利益の推移

過去2期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2023年2月期が44,362百万円、2024年2月期(前期)が39,635百万円となっております。利益面では、経常利益が2023年2月期767百万円、2024年2月期(前期)が530百万円と、前期は若干減少しているものの、概して堅調に推移しています。今後は新製品の開発や生産性向上などにより、さらなる業績の改善が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

当第1四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は39,635百万円となっており、前期末から1,152百万円増加しています。これは主に現金及び預金の増加や棚卸資産の増加などによるものです。一方で、負債合計は20,654百万円で前期末から667百万円増加しています。有利子負債が増加したことが主な要因です。純資産は18,981百万円で、前期末から484百万円増加しており、自己資本比率は45.6%となっています。

資産の部

資産の部では、流動資産が前期末から960百万円増加し、24,100百万円となっています。現金及び預金の増加や売上債権、棚卸資産の増加が主な要因です。一方、固定資産は191百万円増加し、15,535百万円となっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が前期末から275百万円増加し、17,130百万円となっています。支払手形及び買掛金、電子記録債務などが増加しています。固定負債は391百万円増加し、3,523百万円となっています。長期借入金の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産の部では、前期末から484百万円増加し、18,981百万円となっています。利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加が主な要因です。自己資本比率は45.6%となっています。

ROAとROE

当社のROA(総資産経常利益率)は前期1.4%となっており、ROE(自己資本利益率)は前期4.2%となっています。前期に比べて低下しているものの、依然として一定の収益力を維持できている水準にあります。今後は更なる収益力の向上に向けて、付加価値の高い製品の拡販や生産性の向上に取り組むことで、ROAとROEの改善が期待できるでしょう。

キャッシュフロー

当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが497百万円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは218百万円の支出で、有形固定資産の取得などによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは254百万円の収入となっており、借入金の増加によるものです。この結果、現金及び現金同等物は前期末から533百万円増加し、8,066百万円となりました。今後も安定したキャッシュ・フローの確保に注力していくことが重要です。

配当の支払額

配当については、前期(2024年2月期)は1株当たり31円の配当を実施しました。当期(2025年2月期)の配当予想も1株当たり31円と、前期と同水準を維持する見通しです。安定株主還元の実施により、投資家の皆さまの期待に応えていくことが重要だと考えています。

今後の展望

中本パックス株式会社は、今後さらなる成長に向けて、環境に配慮した製品の開発や原価低減、生産効率の向上に注力していくとしています。主力の食品関連分野においては、冷凍食品の需要が引き続き堅調に推移することが期待されます。また、自動車内装材やスマートフォン関連などの工業材分野でも、回復基調が続くことが見込まれます。これらの成長分野での業績拡大により、企業価値の向上につなげていく方針です。

編集部のまとめ

中本パックス株式会社の2024年3月期第1四半期決算は、主力の食品関連や自動車内装材など、幅広い分野で堅調な業績を収めることができました。環境配慮型製品の開発や生産性向上など、中長期的な企業価値向上に向けた取り組みも進めているとのことで、今後の期待が高まります。株主還元も安定的に行っていることから、中本パックスは着実な成長を遂げる有望な企業と評価できるでしょう。

中本パックス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

中本パックス株式会社の決算日は2月末日となっており、第1四半期決算は2024年3月1日から5月31日までの期間となります。また、同社の配当については、前期(2024年2月期)は1株当たり31円、当期(2025年2月期)も同水準の配当を実施する予定です。株主への利益還元に努めながら、企業価値の向上にも注力しているという点が特徴的です。

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