株式会社プラッツは、介護・医療用のベッドやリハビリ関連製品などを提供する企業です。前期からは業績が改善し、売上高は前年同期比1.6%増の3,031百万円、営業利益は9百万円となりました。今期の業績については、新型コロナの感染拡大が落ち着き、医療・高齢者施設向けの販売が好調だったことから、増収増益となっています。
企業情報
企業名: 株式会社プラッツ
証券コード: 78130
決算期: 2023年6月期
株式会社プラッツの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社プラッツの決算日は6月30日で、本決算は9月に発表されます。また、四半期決算は9月、12月、3月に発表されています。
主な事業
株式会社プラッツは、医療・介護用の電動ベッドやリハビリ関連製品の開発・製造・販売を行う企業です。福祉用具、医療・高齢者施設、家具流通市場といった幅広い分野に製品を提供しています。特に、高齢化社会を背景に、医療・介護施設向けの販売が中心となっています。
今期の業績と利益率は?
当期の売上高は前年同期比1.6%増の3,031百万円となりました。これは、2022年10月から実施した値上げの影響で販売単価が向上したことや、医療・高齢者施設向けの販売が好調だったことによるものです。また、売上総利益率は31.0%と前年同期から4.8ポイント上昇しており、収益性の改善が見られます。
売上・利益の推移
前期までは新型コロナの影響で業績が悪化していましたが、当期は業績が回復傾向にあります。営業利益は前年同期の173百万円の損失から9百万円の黒字に転換し、経常利益も224百万円の損失から63百万円の利益に改善しています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は5,816百万円と前期末から208百万円減少しました。一方、負債は2,692百万円と187百万円減少し、自己資本比率は53.7%と前期末から1.5ポイント上昇しています。財務体質の改善が進んでいる様子がうかがえます。
資産の部
流動資産は3,876百万円で、前期末から200百万円減少しました。主な減少要因は現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少したことです。固定資産は1,939百万円で、わずかに減少しています。
負債の部
流動負債は1,449百万円と前期末から48百万円減少しました。一方、固定負債は1,243百万円と139百万円減少しました。長期借入金が減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は3,123百万円と前期末から20百万円減少しました。この結果、自己資本比率は53.7%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の-3.9%から当期は1.0%に、ROEも前期の-7.5%から1.9%に改善しています。これは、当期に営業黒字に転換したことや、借入金の返済などにより財務体質が強化されたことが主な要因です。
キャッシュフロー
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは212百万円の収入となりました。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは247百万円の支出となり、結果として現金及び現金同等物は1,952百万円となっています。
配当の支払額
2023年9月26日開催の定時株主総会において、1株当たり14円の配当が決議されました。この結果、配当総額は51百万円となりました。
今後の展望
高齢化社会の進展を背景に、医療・介護分野での市場拡大が期待されます。株式会社プラッツは、こうした市場変化に対応すべく、新製品の開発や海外事業の拡大などに取り組んでいきたいとしています。今後も高齢化社会に対応した事業展開に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
株式会社プラッツは、医療・介護分野を中心に事業を展開しています。当期は業績が回復傾向にあり、収益性の改善も見られるなど、良好な決算結果となりました。今後も高齢化社会に対応した製品開発や海外展開などに注目が集まっています。
株式会社プラッツの決算日や配当についてまとめました。
株式会社プラッツの決算日は6月30日で、9月に本決算を発表しています。また、2023年9月26日開催の定時株主総会において、1株当たり14円の配当が決議され、配当総額は51百万円となりました。今後も高い収益性と安定した財務体質を維持しながら、成長戦略を推進していくことが期待されます。