東京ボード工業株式会社の第3四半期決算が発表されました。当社は建設資材や木質リサイクル事業を手がける企業で、 売上高が前年同期比26.2%減の5,208,747千円となったものの、営業損失は686,248千円と赤字が縮小に向かっています。
企業情報
企業名: 東京ボード工業株式会社
証券コード: 78150
決算期: 2023年12月期
東京ボード工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
東京ボード工業株式会社の決算日は3月31日です。 会社は第3四半期会計期間(2023年10月1日~12月31日)の決算を発表しました。
主な事業
東京ボード工業は、建設資材の製造・販売と、木質廃棄物の回収・リサイクルを主要な事業としています。特に、エコマテリアルとしてのパーティクルボードの製造に強みを持ち、循環型社会の実現に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,208,747千円(前年同期比26.2%減)、営業損失686,248千円、経常損失633,828千円、親会社株主に帰属する四半期純損失679,880千円となりました。赤字幅は縮小傾向にあるものの、依然として厳しい状況が続いています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で26.2%減少しており、経常損失も大きくなっているものの、前期より赤字幅が縮小しつつあります。原材料価格高騰や生産体制の見直しに伴う操業休止の影響が大きかったものの、社内の体制強化やコスト削減策などにより、徐々に業績は改善に向かっています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は12,279,232千円で、前連結会計年度末から494,128千円減少しました。 負債合計は9,945,715千円、純資産合計は2,333,517千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,974,985千円と手元流動性が確保されています。一方で、有形固定資産が6,502,376千円と大きな比重を占めています。
負債の部
負債の部では、有利子負債が7,452,798千円と高水準となっています。短期借入金や1年内返済予定の長期借入金が大半を占めています。
純資産の部
純資産合計は 2,333,517千円と前期末から672,344千円減少しました。 親会社株主に帰属する四半期純損失679,880千円の計上が主な要因です。
ROAとROE
当第3四半期連結累計期間の業績悪化により、 ROAは△5.2%、 ROEは△28.7%と大幅な悪化となっています。収益力の改善と財務体質の強化が急務です。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは減少し、投資およも財務キャッシュフローは悪化傾向にあるため、 手元流動性の確保は課題となっています。今後の収益力向上と有利子負債の削減が重要です。
配当の支払額
当社は無配となっています。業績悪化を受け、 短期的には配当は難しい状況にあると思われます。経営体質の改善を最優先する姿勢がうかがえます。
今後の展望
業績の回復と財務体質の強化に向けて、循環型社会の構築を推進するとともに、生産性の向上や収益構造の改善、研究開発、人材強化などに注力していく方針です。 継続企業の前提に重要な不確実性は認められるものの、経営改善への取り組みを着実に進めていく考えです。
編集部のまとめ
東京ボード工業株式会社は、建設資材やリサイクル事業を展開する企業ですが、現在は業績が厳しい状況にあります。 売上高の減少と赤字幅の拡大により、財務体質に課題があります。しかし、経営改善策を着実に実行し、収益力の向上と財務基盤の強化を目指しています。 今後の業績改善に注目したいと思います。
東京ボード工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
東京ボード工業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算を発表しました。 当期は売上高が減少し赤字幅が拡大しているものの、 経営改善に向けた取り組みにより、徐々に業績は改善傾向にあります。また、 現時点では配当は行っていませんが、業績回復に向けて注力しています。今後の動向に注目していきましょう。