株式会社トランザクションは、雑貨事業を中心とする企業です。eコマースの強化や新製品の企画提案など、柔軟な対応力を持っており、その独自のビジネスモデルが特徴的です。今期も雑貨製品の需要が高く、売上、利益ともに順調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社トランザクション
証券コード: E24753
決算期: 2023年8月31日
株式会社トランザクションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社トランザクションの決算日は8月31日です。毎年10月頃に四半期報告書が提出されます。
主な事業
株式会社トランザクションの主な事業は、雑貨の企画・製造・販売です。独自のビジネスモデルを持っており、短期間での新製品開発、海外からの安価な調達、国内での付加価値の向上などを行っています。また、eコマースの強化にも力を入れており、自社のECサイトを通じて効率的な販売を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は好調で、売上高66億24百万円、経常利益15億18百万円と前年同期比で大幅な増収増益となりました。販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益率は22.5%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の業績を見ると、売上高は堅調に増加しており、2023年8月期の売上高は229億円を超えています。また、利益率も高水準を維持しており、経常利益率は16%前後で推移しています。雑貨製品の需要が底堅いことが、同社の好業績につながっていると考えられます。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は主に現金及び預金、売掛金、在庫などで構成されています。一方、負債は買掛金、未払法人税等が主な内訳となっています。純資産は161億円で、自己資本比率は82.1%と高い水準を維持しており、財務基盤は安定しています。
資産の部
当第1四半期末の資産は196億円で、前期末比9億円減少しました。これは主に現金及び預金が22億円減少したことによります。一方で、売掛金が9億円増加しています。
負債の部
当第1四半期末の負債は35億円で、前期末比8億円減少しました。これは主に未払法人税等が7億円減少したことによります。
純資産の部
当第1四半期末の純資産は161億円で、前期末比0.8億円減少しました。これは主にその他有価証券評価差額金の減少によるものです。自己資本比率は82.1%と高水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は7.5%、ROE(自己資本利益率)は13.0%となっています。ROAはほぼ横ばいで推移していますが、ROEは10%前後で安定しており、株主価値の向上にも取り組んでいると言えます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが7億円のマイナスとなっています。これは主に法人税の支払いによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは0.5億円のマイナスと、全体としては22億円の減少となりました。
配当の支払額
2023年10月25日開催の取締役会において、2023年8月31日時点の株主に対し、1株当たり35円の期末配当の支払いが決議されました。過去3年間の配当も安定して推移しており、株主還元にも力を入れていることがわかります。
今後の展望
同社は、eコマースの強化を重点戦略の1つに掲げており、今後はオンラインでの販売比率を30%以上まで高めることを目標としています。また、SDGsに配慮したエコプロダクツの拡充や、ライフスタイルプロダクツのラインナップ強化にも取り組んでいきます。これらの施策を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指していくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社トランザクションは、雑貨事業の企画・製造・販売を手掛ける企業です。今期も好調な業績を収めており、売上高66億円、経常利益15億円と大幅な増収増益を達成しました。ビジネスモデルの強みを活かし、eコマースの強化やSDGsに配慮した製品づくりに努めています。今後も安定的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社トランザクションの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は8月31日で、毎年10月頃に四半期報告書が提出されます。直近の配当は1株当たり35円の期末配当が支払われます。株主還元にも注力している同社の今後の成長が期待できます。