永大産業株式会社の第90期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

永大産業株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比5.7%増の54,253百万円と順調に推移しており、10月~12月期の第3四半期では営業利益463百万円と黒字に転換しました。

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企業情報

企業名: 永大産業株式会社
証券コード: E00631
決算期: 3月期

永大産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

永大産業株式会社の決算日は3月31日です。 決算発表は例年5月中旬頃に行われます。

主な事業

永大産業は住宅資材事業と木質ボード事業を中心に展開しています。住宅資材事業では、フローリングやドア、階段などの建材製品や、キッチンなどの内装システム製品を製造・販売しています。木質ボード事業では、パーティクルボードを中心とした木質ボードの製造・販売に取り組んでいます。その他、不動産有効活用事業や太陽光発電事業にも参入しています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は、売上高54,253百万円営業利益463百万円と堅調に推移しました。住宅資材事業が好調に推移したことに加え、前期に発生した木質ボード事業の損失も改善傾向にあります。

売上・利益の推移

過去3年間の業績をみると、売上高は69,787百万円から54,253百万円へと減少傾向にありますが、利益面では前期の経常損失1,309百万円から今期第3四半期は経常利益459百万円と改善しています。経費削減や高付加価値製品の販売強化などが効果を上げてきたことがうかがえます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表では、総資産92,554百万円負債52,868百万円純資産39,686百万円となっています。前期末からの変動としては、受取手形・売掛金が増加した一方で、棚卸資産と有形固定資産が減少しています。負債は借入金の減少などにより減少しました。

資産の部

流動資産は48,509百万円で、現金・預金、売上債権などが主な内訳です。固定資産は44,045百万円で、有形固定資産が中心となっています。

負債の部

流動負債は26,154百万円で、支払手形・買掛金などが主な内訳です。固定負債は26,714百万円で、長期借入金が大きな割合を占めています。

純資産の部

純資産合計は39,686百万円となっており、利益剰余金や有価証券評価差額金の増加などが主な要因です。自己資本比率は44.58%と安定した財務体質を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期末の-1.2%から当第3四半期は0.4%に改善し、ROE(自己資本利益率)も前期末の-2.8%から当第3四半期は1.0%と回復傾向にあります。経費削減や高付加価値製品戦略の効果などにより収益性が改善してきたことがわかります。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で改善していると推測されます。財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済などにより減少傾向にあります。

配当の支払額

2023年度の配当については、中間配当が1株5円(前年同期比unchanged)、期末配当も1株5円の予定です。株主還元に注力していることがわかります。

今後の展望

今後の事業環境は、住宅ローン金利上昇などにより住宅市場の冷え込みが懸念されますが、収益力改善の取り組みを強化し、安定的な収益基盤の確立を目指します。住宅資材事業では高付加価値製品の販売強化、木質ボード事業では生産性の向上に注力していく方針です。

編集部のまとめ

永大産業は住宅資材事業を中心に堅調な業績を維持しており、木質ボード事業の回復も期待できそうです。今後は収益性の改善に加え、生産性向上や高付加価値製品の拡販など、収益基盤の強化に取り組む必要があるでしょう。株主還元も継続しており、期待の持てる企業といえそうです。

永大産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

永大産業株式会社の決算日は3月31日で、例年5月中旬頃に決算発表を行っています。配当については、2023年度の中間配当が1株5円、期末配当も1株5円の予定と、株主還元にも注力していることがわかりました。今後も安定した収益基盤の確立と、株主への適切な利益還元が期待されます。

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