こんにちは。株式会社アートネイチャーの2023年12月期第3四半期の決算報告書をご紹介します。アートネイチャーは、理美容サロン事業を中心に展開する企業で、この度の決算では減収も経常利益は前年同期比17.2%減の2,713百万円と堅調な成績を収めています。同社は「次代を切り拓くアートネイチャー」に向けた新たな中期経営計画を実行中で、この四半期もさまざまな取り組みを行っていることがわかりました。今後の更なる飛躍に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社アートネイチャー
証券コード: E03493
決算期: 3月期
株式会社アートネイチャーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アートネイチャーの決算期は3月期です。今回の四半期報告書は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の決算内容を報告したものになります。
主な事業
株式会社アートネイチャーは、理美容サロン事業を中心に展開しています。具体的には男性向けと女性向けの両方にオーダーメイドのウィッグやヘアケア商品を提供しています。また、既製品ウィッグ事業も手がけており、商業施設内に店舗を出店するなど、幅広い事業展開をしています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は31,913百万円と前年同期比1.3%減となりました。一方で、経常利益は2,713百万円と17.2%減少しました。減収要因には新型コロナウイルス感染症の影響などがありましたが、利益面では売上高は減少したものの、売上総利益率は67.3%と高水準を維持できています。
売上・利益の推移
株式会社アートネイチャーの売上高は、第56期(2022年3月期)には43,209百万円を記録しました。一方で、当第3四半期の売上高は31,913百万円となっています。利益面では、第56期の経常利益が3,534百万円だったのに対し、当第3四半期は2,713百万円と減少しましたが、依然として高い水準にあります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アートネイチャーの財務状況を示す四半期連結貸借対照表を見てみましょう。前期末に比べ、総資産が47,880百万円と76百万円減少しています。一方で、負債は20,630百万円と1,397百万円減少し、純資産は27,249百万円と1,321百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比781百万円減少しましたが、固定資産が705百万円増加しています。主に有形固定資産が増加したことによるものです。
負債の部
負債の部では、買掛金や未払金、未払法人税等、賞与引当金などが減少しており、負債全体でも1,397百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が増加したことなどから、純資産全体で1,321百万円増加しています。自己資本比率も56.3%と高い水準を保っています。
ROAとROE
アートネイチャーのROA(総資産利益率)は、前期末の3.9%から今期第3四半期で4.2%に上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期末の7.2%から7.4%に上昇しました。これは、利益が増加し、自己資本が充実してきたことが要因です。今後の業績拡大に期待がかかっています。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが2,073百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが669百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが2,137百万円のマイナスとなっています。全体としては現金及び預金が減少傾向にあるものの、財務体質は健全に推移しています。
配当の支払額
アートネイチャーは株主還元にも積極的で、2023年6月に1株当たり14円の期末配当を実施しました。また、2023年10月にも1株当たり14円の中間配当を実施しており、年間では28円の配当を行う予定です。株主の皆様への還元に力を入れています。
今後の展望
アートネイチャーは、中期経営計画「アートネイチャーAdvanceプラン」に基づき、事業領域の拡大と収益力の向上に取り組んでいます。新規顧客の獲得や既存顧客の定着化、新規事業の開拓など、様々な施策を展開しています。今後、さらなる業績拡大と企業価値向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アートネイチャーは、長年にわたり理美容サロンを中心とした事業を展開してきた企業です。この度の決算では減収となったものの、依然として高収益を維持しており、財務体質も健全に推移しています。新中期経営計画の下、さらなる成長が期待される企業といえるでしょう。今後の業績にも注目が集まっています。
株式会社アートネイチャーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アートネイチャーの決算期は3月期で、今回の四半期報告書は2023年4月1日から12月31日までの第3四半期の決算内容を報告したものです。同社は株主還元にも積極的で、年間28円の配当を実施する予定です。今後の更なる業績拡大に期待が高まっています。