株式会社オービスの2024年4月期第2四半期決算が発表されました!売上高は59億8千万円と好調な結果となり、営業利益も3億4百万円と前期を上回りました。このような業績は、新規顧客の開拓や既存顧客との関係強化、そして2024年3月に連結子会社となった寿鉄工株式会社との連携強化などの取り組みが奏功したためです。
企業情報
企業名: 株式会社オービス
証券コード: 78270
決算期: 2024年4月期
株式会社オービスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オービスの決算日は10月31日です。そして第2四半期決算は4月30日に行われます。決算発表は第2四半期決算が2024年6月14日、通期決算が2025年1月下旬の予定となっています。
主な事業
株式会社オービスは、木材事業、ハウス・エコ事業、太陽光発電売電事業、ライフクリエイト事業の4つの事業を展開しています。木材事業では梱包用材や土木用矢板材の製造、ハウス・エコ事業では鉄骨加工やエクステリア工事、太陽光発電売電事業では自社の太陽光発電所の運営、ライフクリエイト事業ではゴルフ場の運営などを手がけています。これらの事業を通じて、地域に密着した企業として事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高59億8千万円、営業利益3億4百万円と前年同期を上回る良好な結果となりました。これは、新規顧客の開拓や既存顧客との関係強化に加え、2024年3月に連結子会社となった寿鉄工株式会社との連携強化により、収益力が高まったことが主な要因です。営業利益率は5.1%と堅調な水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社オービスの売上高は、木材事業を中心に着実に推移しています。特に2024年4月期第2四半期では37億2千万円と木材事業が好調でした。一方で、ハウス・エコ事業においては建設コスト高の影響もありましたが、18億5千万円の売上を計上しました。利益面では、各事業セグメントで利益確保できており、特に太陽光発電売電事業が1億7百万円の営業利益を計上するなど、全体として好調な業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社オービスの2024年4月期第2四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産は129億9百万円となっています。これは主に、受取手形及び売掛金13億6千万円、リース未収入金24億9千万円、建物及び構築物12億2千万円、機械装置及び運搬具16億3千万円、土地29億9千万円などの増加によるものです。一方で、負債は76億9千万円となっており、純資産は52億1千万円を計上しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が65億7千万円、固定資産が63億3千万円となっています。流動資産の主な内訳は先ほど述べた受取手形及び売掛金やリース未収入金などです。一方、固定資産の主な内訳は建物及び構築物、機械装置及び運搬具、土地などの有形固定資産が大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が33億8千万円、固定負債が43億円となっています。流動負債の主な内訳は支払手形及び買掛金、1年内返済予定の長期借入金です。固定負債の主な内訳は長期借入金となっています。
純資産の部
純資産の部では、52億1千万円を計上しています。内訳は資本金が7億円、資本剰余金が5億5千万円、利益剰余金が39億1千万円となっています。この結果、自己資本比率は40.4%となっており、財務基盤は安定しています。
ROAとROE
株式会社オービスの収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)は、ともに良好な水準を維持しています。ROAは2.4%、ROEは4.9%と、安定した収益性を示しています。これは、各事業セグメントにおいて効率的な経営が行われているためです。今後もこれらの指標を高水準に維持できるよう、収益力の向上に努めていく必要があります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動CF 3億1千万円、投資活動CF 2億1千万円の増加となりました。一方で、財務活動CF 2億7千万円の減少となりました。これは主に長期借入金の返済によるものです。全体としては、現金及び現金同等物の四半期末残高は9億5千万円と、安定した資金繰りを維持しています。
配当の支払額
株式会社オービスは、2024年1月に1株66.60円の配当を実施しました。これは、前期と同水準の配当率を維持しています。株主還元の重要性を認識しており、今後も安定的な配当の実施に努めていく方針です。
今後の展望
株式会社オービスは、2024年3月に重量鉄骨加工を手がける寿鉄工株式会社を連結子会社化しました。これにより、ハウス・エコ事業の技術力と生産能力が大幅に強化され、大型案件への対応力が高まることが期待されます。今後は、この連携を活かしながら事業の拡大に努めていくとともに、新技術の活用や新分野への進出など、更なる成長に向けた取り組みを加速させていく方針です。株主の皆様にとっても、株式会社オービスの今後の成長が期待できる決算内容だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社オービスは、木材事業やハウス・エコ事業、太陽光発電売電事業など、地域に密着した多角的な事業を展開しており、2024年4月期第2四半期も全体として好調な業績を収めることができました。特に、2024年3月に子会社化した寿鉄工株式会社との連携強化により、ハウス・エコ事業の収益力が向上しています。今後も、新たな技術の活用や新分野への進出などに取り組み、更なる成長を目指していくことが期待されます。株主の皆様にとっても、株式会社オービスは注目すべき企業の一つだと言えるでしょう。
株式会社オービスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オービスの決算日は10月31日です。そして、第2四半期決算は4月30日に行われます。直近の配当は2024年1月に1株66.60円の配当を実施しており、株主還元に注力している様子がうかがえます。今後も安定的な配当の実施を目指していくことが期待されます。