株式会社SHOEIの最新の四半期決算が公表されました。売上高が前年同期比8.1%増加し、営業利益も7.1%増加と、非常に良好な業績を示しています。ヘルメットは高級二輪車市場で評価が高く、欧州や北米での売上が好調に推移しています。今後も新製品投入や海外の需要拡大に期待が持てそうです。
企業情報
企業名: 株式会社ＳＨＯＥＩ
証券コード: 78390
決算期: 9月30日
株式会社ＳＨＯＥＩの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ＳＨＯＥＩの決算日は9月30日です。第2四半期(2023年10月1日～2024年3月31日)の決算報告が今回公表されました。
主な事業
株式会社ＳＨＯＥＩは、主に高級二輪車用ヘルメットの製造・販売を行っています。国内外の二輪乗車人口の増加や、自動車関連産業の需要拡大に伴い、業績も好調に推移しています。
特に欧州や北米の市場では、高品質なヘルメットとしての評価が高く、海外展開にも注力しています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期の業績は、売上高が16,454,788千円と前年同期比8.1%増加しました。営業利益は5,275,069千円で7.1%増益と好調な推移となっています。
利益率も高く、経常利益率は32.5%と非常に優れた水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は着実に増加しており、前連結会計年度が33,616,724千円と過去最高を更新しました。
利益面でも、経常利益は9,858,156千円と、コロナ禍を経てもなお順調に推移しています。業績は好調に推移しているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は31,547,978千円となり、前期末比1,257,499千円減少しました。現金及び預金が大幅に減少した一方で、棚卸資産や有形固定資産が増加しています。
負債は6,194,952千円で前期末比534,717千円増加し、純資産は25,353,025千円と前期末比1,792,216千円減少しました。
資産の部
流動資産は22,732,817千円で、前期末比2,825,386千円減少しました。現金及び預金が大きく減少する一方で、棚卸資産が2,771,622千円増加しています。
固定資産は8,815,160千円と前期末比1,567,887千円増加しており、新工場用地の取得などによる有形固定資産の増加が主な要因です。
負債の部
流動負債は5,135,585千円と前期末比429,926千円増加しました。仕入債務の増加などによるものです。
固定負債は1,059,367千円と前期末比104,791千円増加しています。
純資産の部
純資産は25,353,025千円と前期末比1,792,216千円減少しました。自己株式取得による減少が主因です。
自己資本比率は80.3%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社SHOEIのROA(総資産経常利益率)は前期15.9%から当期17.0%に改善しており、企業の収益性の高さが示されています。
また、ROE(自己資本当期純利益率)も前期26.1%から当期24.4%と高水準を維持しています。これは、高い利益率と効率的な資産運用により、株主価値の向上に貢献していることを表しています。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,989,571千円の増加と好調でした。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは2,281,187千円の減少となっています。これは新工場用地の取得などによる有形固定資産の取得に多くの資金を投じたためです。
財務活動では配当金支払いや自己株式取得などで5,584,031千円の減少となりました。
配当の支払額
当期の配当金は1株当たり66円と、前期に比べ46円増加しています。配当性向も47.6%となっており、高い株主還元を実施しています。
今後も業績が堅調に推移すれば、さらなる増配も期待できるでしょう。
今後の展望
株式会社SHOEIは、主力製品であるヘルメットの需要が引き続き好調に推移する見通しです。
特に欧州や北米市場での人気が高く、さらなる販売拡大が期待できます。
また、コロナ禍の影響からの回復や新製品の投入効果もあり、今後の業績拡大にも期待が持てるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社SHOEIの2023年度第2四半期決算は、売上高、営業利益ともに前年同期を大きく上回る好調な結果となりました。
主力製品のヘルメットが国内外で人気を博しており、特に欧州や北米市場での販売好調が業績を押し上げています。
今後も新製品投入や海外需要の拡大などにより、さらなる業績拡大が期待できそうです。
株式会社ＳＨＯＥＩの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ＳＨＯＥＩの決算日は9月30日で、今回は2023年10月1日から2024年3月31日の第2四半期の決算結果が発表されました。
配当金は1株当たり66円と、前期比46円増加しており、高い株主還元を実施しています。
今後も業績の好調さから、さらなる増配も期待できる企業といえるでしょう。
