萩原工業株式会社の第62期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

萩原工業株式会社は、合成樹脂加工製品事業や機械製品事業を主軸に事業展開しています。直近の決算では、販売価格の管理や原材料の見直し、生産効率の改善に取り組み、売上高、営業利益、経常利益が前年同期比で増加しました。中でも海外マーケットの伸びが顕著で、今後の拡大が期待されます。財務状況も安定しており、株主への還元にも力を入れている企業といえます。

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企業情報

企業名: 萩原工業株式会社
証券コード: 78560
決算期: 2024年10月期

萩原工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

萩原工業株式会社は、10月決算の企業です。具体的には、2023年11月1日から2024年10月31日までが第62期の決算期間となります。決算の時期は通常の6月と12月に行われ、本決算の四半期報告書が今回のものとなります。

主な事業

萩原工業株式会社は、合成樹脂加工製品事業機械製品事業の2つの主要事業を展開しています。合成樹脂加工製品事業では、農業資材や包装資材、建材などの製品を手掛けており、機械製品事業では、スリッター関連機器やリサイクル関連機械などを製造・販売しています。国内外の幅広い顧客層を持ち、特に海外マーケットの開拓にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

当期の連結業績は、売上高が163億74百万円と前年同期比で2.8%の増加、営業利益は12億71百万円と25.8%の増加、経常利益は14億5百万円と28.8%の増加となりました。主力の合成樹脂加工製品事業が国内外で好調に推移したことや、機械製品事業のリサイクル関連製品が伸長したことで、収益性が向上しています。

売上・利益の推移

過去数期の業績を見ると、売上高は一貫して増加傾向にあり、2023年10月期は312億45百万円となりました。一方で、利益面では2022年10月期に特別利益の計上があった影響で一時的に伸びた後、再び安定的に推移しています。これは、価格転嫁や生産性の改善などにより、収益性が維持されているためと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

当社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は426億28百万円と前期末比で1.9%増加しています。特に固定資産が増加傾向にあり、設備投資が活発に行われていることがわかります。一方、負債は140億85百万円と前期末比で4.0%減少し、自己資本比率は67.0%と財務基盤が強化されています。

資産の部

流動資産は224億95百万円と前期末比で4.2%減少しました。一方、固定資産は201億32百万円と前期末比で6.2%増加しており、設備投資などによる有形固定資産の増加が主な要因です。

負債の部

流動負債は90億58百万円と前期末比で1.2%減少し、固定負債は49億27百万円と前期末比で8.1%減少しました。借入金の返済などによる減少が主な要因です。

純資産の部

純資産は286億42百万円と前期末比で2.7%増加しました。利益剰余金の積み上がりなどにより、自己資本比率は67.0%と高水準を維持しています。

ROAとROE

ROAは前期の2.2%から当期2.3%へと0.1ポイント上昇し、ROEも前期の8.5%から当期8.4%と0.1ポイントほど低下しましたが、ともに良好な水準を維持しています。これは、収益性の向上と財務基盤の強化によって、資産効率と資本効率がバランスよく改善されてきたことを示しています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは28億60百万円の収入となり、前年同期比で29.6%の増加となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは18億34百万円の支出と大きくなっており、設備投資が積極的に行われています。財務活動によるキャッシュ・フローは9億6百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は55億37百万円と、前期末比1.4%の増加となっています。

配当の支払額

当社は株主還元にも積極的で、直近の2023年10月期配当金は1株当たり50円と前期比10円増配となりました。2024年10月期の中間配当も1株当たり25円と、安定配当を継続しています。企業価値の向上と株主還元のバランスを大切にする経営姿勢が評価されています。

今後の展望

今後の事業環境は、原材料価格の高騰や円安の影響など、厳しい状況が続くと見られます。しかし、当社は収益性の向上に向けた様々な施策を実行しており、中長期的な成長を見据えています。特に、海外展開の強化や、環境対応製品の開発など、成長性の高い分野にも注力していくとの方針です。株主還元面でも、企業価値の向上に合わせて配当の拡充を検討していく考えです。

編集部のまとめ

萩原工業株式会社は、主力の合成樹脂加工製品事業と機械製品事業を通じて、国内外の幅広い市場に製品を提供する総合メーカーです。直近の決算では、販売価格の適正化や生産性向上など収益性の改善に努め、売上高、利益ともに増加基調を維持しています。財務基盤も強化され、株主還元も充実していることから、今後の業績拡大が期待できる企業だと言えるでしょう。

萩原工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

萩原工業株式会社の決算は10月決算で、6月と12月に行われます。また、2023年10月期の年間配当は1株当たり50円で、2024年10月期の中間配当も1株当たり25円と、安定的な株主還元を行っています。業績の推移や財務状況から、今後も安定的な成長と株主還元が期待できる企業だと言えるでしょう。

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