こんにちは。お待たせしました。三光合成株式会社の最新の決算報告書をご紹介します。三光合成は、車両用内外装部品やプラスチック金型などを手掛ける老舗企業で、2023年6月1日から2023年11月30日までの第2四半期の業績をまとめました。
企業情報
企業名: 三光合成株式会社
証券コード: E00866
決算期: 6月1日~5月31日
三光合成株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
三光合成の決算は6月1日~5月31日の年1回で、四半期報告書は年4回提出しています。今回は2023年6月1日から2023年11月30日までの第2四半期の決算報告書です。
主な事業
三光合成は主に車両用内外装部品やプラスチック金型の製造・販売を行っている企業です。国内のみならず、欧州、アジア、北米にも製造拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。自動車関連の需要が堅調に推移していることから、近年業績も好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第2四半期の業績は、売上高45,924百万円、営業利益2,041百万円、経常利益1,977百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,331百万円と、前年同期に比べて増収増益となりました。利益率も上昇しており、業績は好調に推移しています。
売上・利益の推移
三光合成の売上高は、前年同期比で19.2%増となりました。特に車両用内外装部品の売上が大きく伸長しています。利益面でも、営業利益は24.2%増、経常利益は5.0%増と、前年同期から着実に増加しています。今後も自動車需要の高まりに伴い、好業績が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
三光合成の四半期連結貸借対照表では、資産が70,450百万円、負債が42,468百万円、純資産が27,981百万円となっています。前期末に比べ、資産は4,870百万円増加、負債は2,838百万円増加、純資産は2,031百万円増加と、全体的に規模が拡大しています。
資産の部
資産の部では、売掛金が1,574百万円増加、有形固定資産が3,218百万円増加しています。設備投資などが積極的に行われ、事業規模の拡大が進んでいることがわかります。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が689百万円増加、長期借入金が1,079百万円増加しています。事業規模の拡大に伴って、必要な資金調達が進んでいるようです。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,057百万円増加、為替換算調整勘定が886百万円増加しています。業績の好調さと海外事業の拡大が、純資産の増加につながっているようです。
ROAとROE
三光合成のROA(総資産利益率)は5.1%、ROE(自己資本利益率)は10.2%となっています。前年同期に比べてROAは上昇し、ROEも高水準を維持しています。事業の収益性が改善し、経営の効率性も高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,782百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは2,108百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは176百万円の支出となっています。設備投資などに積極的に取り組んでおり、財務の健全性も保たれています。
配当の支払額
三光合成は、株主への利益還元にも力を入れています。今期は、1株当たり10円の中間配当を実施する予定です。前期実績から9円増配となっており、株主還元の強化が図られています。
今後の展望
三光合成は、自動車需要の堅調な推移を背景に、引き続き業績の拡大が期待できます。今後の課題としては、原材料価格高騰や為替変動への対応が挙げられます。ただし、価格転嫁や生産性の向上などに取り組むことで、安定した収益の確保が可能と考えられます。中長期的に見れば、着実な成長が見込まれる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
三光合成は、自動車関連事業を中心に好調な業績を継続しています。設備投資や海外展開を積極的に行い、収益性や成長性の向上に取り組んでいます。株主還元も強化されており、安定的な企業といえるでしょう。今後も、自動車需要の伸長や経営の効率化に期待が持てる企業だと評価できます。
三光合成株式会社の決算日や配当についてまとめました。
三光合成の決算は6月1日~5月31日の年1回で、四半期報告書を年4回提出しています。また、1株当たり10円の中間配当を実施予定で、株主還元にも力を入れています。今期の業績は好調で、今後の成長が期待できる企業といえます。