株式会社ソノコムの第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社ソノコムの2023年12月期の決算報告を見ると、良好な業績を上げていることがわかりますね。売上高は16億1百万円と前年同期比で7.7%の減収となりましたが、経常利益は3億29百万円と2.4%増加しています。収益性の高い事業展開ができているようです。また、四半期純利益は2億18百万円と大幅に増加しており、株主還元にも力を入れていることがうかがえます。今後も高精度製品の安定供給や生産効率の向上に取り組み、業績の伸長が期待できそうですね。

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企業情報

企業名: 株式会社ソノコム
証券コード: 79020
決算期: 3月期

株式会社ソノコムの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ソノコムの決算日は3月31日で、年1回の本決算と四半期決算を実施しています。本決算は6月に行われ、四半期決算は6月、9月、12月、3月に公表されます。

主な事業

株式会社ソノコムは、スクリーン印刷用製版を主力事業としています。電子部品業界向けの高精度製品の開発、生産、販売を行っています。 自動車関連情報通信機器関連の需要に対応しており、高度な技術力を活かした製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の業績は、売上高が16億1百万円、営業利益が1億26百万円、経常利益が3億29百万円、四半期純利益が2億18百万円となりました。売上高は前年同期比で7.7%の減収となりましたが、経常利益は2.4%増加、四半期純利益は38.6%増加と収益性が向上している傾向にあります。

売上・利益の推移

最近3年間の業績をみると、売上高は23億8千7百万円から16億1百万円まで減少傾向にあります。一方で、経常利益は3億21百万円から3億29百万円へと増加し、四半期純利益も1億57百万円から2億18百万円へと大幅に増加しています。収益性の改善が進んでいることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ソノコムの貸借対照表を見ると、資産合計は94億41百万円となっています。前事業年度末から3億14百万円増加しています。負債合計は7億63百万円で、前事業年度末から1億15百万円増加しました。純資産合計は86億78百万円と、前事業年度末から1億98百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が39億98百万円、受取手形及び売掛金が6億80百万円となっています。有形固定資産も20億60百万円と大きな割合を占めています。投資有価証券も19億41百万円と、資産の中でも大きなウエイトを占めています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が2億36百万円、未払法人税等が93百万円となっています。退職給付引当金や役員退職慰労引当金なども計上されています。

純資産の部

純資産の部では、資本金が9億25百万円、資本剰余金が14億5百万円、利益剰余金が70億52百万円となっています。自己株式が8億89百万円計上されています。

ROAとROE

ソノコムのROA(総資産利益率)は前期の3.5%から当期3.7%に上昇しており、ROIC(投下資本利益率)も前期の4.1%から4.2%に上がっています。これは、収益力の改善と資産効率の向上によるものと考えられます。一方でROE(自己資本利益率)は前期の2.0%から当期2.5%に上昇しており、株主資本の効率的活用が進んでいると評価できます。

キャッシュフロー

当期のキャッシュフローは、営業活動による資金の増加が3億14百万円ありました。一方で投資活動による資金の減少は6億65百万円と大きくなっています。財務活動によるキャッシュフローは△3億72百万円となっています。全体として現金及び現金同等物は24百万円減少しました。

配当の支払額

ソノコムは株主還元に力を入れており、当期は1株当たり10円の配当を実施しました。前期の12円から減少したものの、利益水準に対して妥当な配当水準であると評価できます。今後も業績に応じた適正な配当を行っていくと見られます。

今後の展望

ソノコムは主要顧客である電子部品業界の動向に左右されるものの、高度化する市場ニーズに対応すべく高付加価値製品の開発や生産効率の向上に取り組んでおり、今後も収益力の維持・向上が期待できます。特に自動車関連や情報通信機器関連の需要取り込みに注力し、売上の拡大と収益性の改善を図っていくと考えられます。

編集部のまとめ

株式会社ソノコムの2023年12月期の決算は、売上高は前年同期比で減少したものの、経常利益や四半期純利益は増加しており、収益性が改善されていることがわかりました。自己資本比率も90%近くを維持しており、財務体質も強固です。今後は高精度製品の需要取り込みと生産効率の向上に注力し、収益力の継続的な向上を目指すものと考えられます。株主還元についても適切に行われており、投資家にとって魅力的な企業だと評価できるでしょう。

株式会社ソノコムの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ソノコムの決算日は3月31日で、年1回の本決算と四半期決算を行っています。当期の配当は1株当たり10円で、前期の12円から減少したものの、収益水準に応じた適正な水準であると考えられます。今後も業績に応じた適切な株主還元を行っていくと見られます。

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