こんにちは。株式会社ジェイエスピーの直近の決算内容をお伝えいたします。同社は、発泡プラスチックの製造・販売を主な事業としている企業です。
企業情報
企業名: 株式会社ジェイエスピー
証券コード: 79420
決算期: 2024年3月期 第3四半期
株式会社ジェイエスピーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジェイエスピーの決算日は3月31日です。当四半期決算は、2023年4月1日から2023年12月31日までの9ヵ月間の業績となります。
主な事業
株式会社ジェイエスピーは、主に発泡プラスチック製品の製造・販売を行っている企業です。押出事業では発泡ポリスチレンシートや発泡ポリエチレンシートを、ビーズ事業では発泡ポリプロピレンや発泡ポリスチレンなどの製品を製造・販売しています。これらの製品は食品容器や産業用包装材、建設資材など様々な分野で使用されています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高1,024億37百万円、営業利益64億26百万円と前年同期に比べ増収増益となりました。粗利率は26.3%と改善しており、経常利益も68億55百万円と大幅に増加しました。
売上・利益の推移
同社の過去3年間の売上高は、2023年3月期996億23百万円、2022年3月期971億1百万円、2021年3月期925億87百万円と着実に増加しています。また、経常利益も2023年3月期75億65百万円、2022年3月期27億63百万円、2021年3月期34億77百万円と大幅に改善されています。
四半期連結貸借対照表について
同社の総資産は1,534億25百万円となり、前期末より89億97百万円増加しました。流動資産は799億9百万円と増加しており、固定資産も735億16百万円と増えています。一方、負債合計は533億45百万円で、前期末より49億40百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が182億65百万円、受取手形及び売掛金が340億49百万円、電子記録債権が82億17百万円となっています。また、有形固定資産合計は660億59百万円と増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が120億85百万円、短期借入金が131億76百万円となっています。固定負債は118億43百万円と微減しています。
純資産の部
純資産の部は1,000億80百万円で、自己資本比率は62.2%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産営業利益率)は4.0%となっています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は5.4%と高水準を保っており、企業価値向上に努めていることがわかります。
キャッシュフロー
当第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは98億94百万円のプラスとなり、前年同期に比べ57億2百万円増加しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは53億80百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは67億62百万円のマイナスとなりました。
配当の支払額
同社は、期末及び中間配当を年2回実施しています。当期の年間配当金は1株当たり50円を予定しており、前期から変わりありません。
今後の展望
同社は、中期経営計画「Change for Growth」に基づき、顧客や社会の課題解決などの社会的価値の提供拡大や経営基盤の強化に取り組んでいます。今後も新製品開発や生産性向上に注力し、持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ジェイエスピーは、発泡プラスチック製品の製造・販売を主な事業とする企業です。当四半期の業績は増収増益となり、売上高、営業利益、経常利益ともに大幅な改善が見られました。特に、経常利益は前年同期比148.1%増の68億55百万円と大幅に伸長しています。また、自己資本比率も62.2%と健全な水準を維持しており、配当も安定して実施されています。今後も同社の成長に期待が高まります。
株式会社ジェイエスピーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジェイエスピーの決算日は3月31日で、中間配当と期末配当を合わせて年間配当金は1株当たり50円の予定です。同社は発泡プラスチック製品の製造・販売を主力事業とし、中期経営計画「Change for Growth」に基づき成長戦略を推進しています。当第3四半期の業績は大幅な増収増益となり、今後の更なる企業価値向上が期待されます。