株式会社エフピコの第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社エフピコは、簡易食品容器の製造・販売を行う優良企業です。主力製品はトレー容器と弁当・惣菜容器で、日本の外食産業を支える大切な存在です。この度、同社は2023年12月期第3四半期の決算を発表しましたので、そのポイントをご紹介します。

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企業情報

企業名: 株式会社エフピコ
証券コード: 79470
決算期: 2024年3月期

株式会社エフピコの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エフピコの決算期は3月期で、決算日は3月31日です。第3四半期の決算発表は2024年2月8日に行われました。

主な事業

株式会社エフピコは、簡易食品容器の製造・販売を主な事業としています。主力製品は、スーパーマーケットや弁当屋さんで使用されるトレー容器と弁当・惣菜容器で、日本の食品産業を支える重要な役割を果たしています。また、同社は業界でも高い技術力を誇り、環境に配慮した「エコトレー」の開発など、サステナビリティにも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の決算では、売上高が1707億円と前年同期比104.9%と増加しました。一方で、経常利益は138億円と前年同期比94.4%と減少しました。これは、原材料価格の上昇や人件費の増加などの影響によるものです。しかし、エコ製品の販売や新技術の製品化などに取り組むことで、今後の業績向上が期待されます。

売上・利益の推移

直近3年の売上高と経常利益の推移をみると、2022年3月期の売上高は2122億円、経常利益は173億円と好調でした。2023年3月期第3四半期時点でも売上高は1628億円、経常利益は147億円と順調に推移しています。しかし、2023年12月期第3四半期では、原材料価格高騰や人件費増加の影響で経常利益が138億円と前年同期比で減少しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の総資産は3,059億円で、前期末から72億円増加しました。これは、売上高の増加に伴う受取手形及び売掛金の増加などによるものです。一方、負債合計は1,594億円で、前期末から9億円増加しました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が239億円、受取手形及び売掛金が540億円と大きな割合を占めています。また、有形固定資産が1,745億円あり、生産設備への積極的な投資が行われていることがわかります。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が318億円、長期借入金が625億円となっています。また、流動負債が895億円、固定負債が699億円と、健全な財務体質を維持しています。

純資産の部

純資産の部では、1,464億円となっており、自己資本比率は47.7%と安定した財務基盤を確立しています。

ROAとROE

株式会社エフピコのROA(総資産利益率)は直近3年4.4%~4.8%で、安定した収益性を示しています。また、ROE(自己資本利益率)は直近3年8.4%~9.7%と、株主に対しても良好なリターンを提供しています。これは、同社の強固な経営基盤と持続的な成長力を示すものと言えるでしょう。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは194億円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは83億円の支出となっています。これは主に生産設備の投資によるものです。また、財務活動によるキャッシュ・フローは94億円の支出となっており、配当金の支払いなどが主な要因です。

配当の支払額

株式会社エフピコは、株主還元を重視しており、2023年3月期の年間配当金は47円と前期から2円増配となりました。2023年12月期第3四半期においても、中間配当金が21.5円支払われています。今後も安定的な配当が期待できる企業です。

今後の展望

株式会社エフピコは、環境への配慮や新技術の開発、M&Aなどに注力することで、持続的な成長を目指しています。特に、「エコトレー」の販売拡大やプラスチック使用量を大幅に削減した「新低発泡PSP容器」の投入など、環境負荷の低減に取り組んでいます。また、マーケットの変化にも迅速に対応し、テイクアウト・デリバリー需要の取り込みや冷凍食品市場への参入など、新分野への事業拡大も進めています。これらの取り組みにより、同社は今後も着実な業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社エフピコは、簡易食品容器の製造・販売を主力事業とする優良企業です。2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比104.9%と増加しましたが、経常利益は94.4%と減少しました。これは原材料価格の上昇や人件費の増加などの影響によるものです。しかし、環境対応製品の開発や新技術の製品化、M&Aなどにより、今後の業績向上が期待されます。同社は、長年にわたり株主還元にも力を入れており、今後も安定した配当が見込めます。

株式会社エフピコの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エフピコは3月決算で、決算日は3月31日です。2023年3月期の年間配当金は47円と前期から2円増配となり、2023年12月期第3四半期の中間配当も21.5円と、株主還元に積極的な企業といえます。今後も同社の安定した業績と成長が期待されます。

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