フジコピアン株式会社の決算報告が公開されました。この企業は、印字記録媒体や事務用品を製造・販売している会社で、株式市場ではE02402という証券コードで取引されています。2023年12月期の決算期となります。
企業情報
企業名: フジコピアン株式会社
証券コード: 79570
決算期: 2023年12月期
フジコピアン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
フジコピアン株式会社の決算は12月末で、2024年5月15日に第1四半期の決算報告書が公開されました。毎年2月と5月、8月、11月に四半期決算の発表がされています。
主な事業
フジコピアン株式会社は、サーマルトランスファーメディアやテープ類、機能性フィルムなどの印字記録媒体および事務用消耗品を主力事業とする企業です。また、プラスチック成形品の製造・販売も行っています。創業以来、「創造型企業」としての技術力を活かし、多様化・高度化する顧客ニーズに対応する製品開発に注力してきました。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高18億97百万円と前年同期比9.8%減少しました。利益面では、営業損失が2億57百万円、経常損失が2億24百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失が2億31百万円となりました。ただし、グループを挙げたコスト削減などに取り組んでおり、収益改善に向けて努力が見られます。
売上・利益の推移
前年同期と比べると、売上高は減少し、各利益項目も赤字となりました。しかし、中期経営計画における重点課題である「新製品・新規事業の開発」に注力しており、需要回復の兆しも見られるため、今後の業績改善に期待が持てます。
四半期連結貸借対照表について
フジコピアン株式会社の四半期連結貸借対照表は、前期末と比べて総資産が159億47百万円から158億47百万円と減少しています。負債は57億64百万円から57億4百万円に減少し、純資産は101億82百万円から102億43百万円に増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比減少したことなどから、総資産が減少しています。一方で、投資有価証券が前期末より294百万円増加するなど、資産構成に変化がみられます。
負債の部
負債の部では、長期借入金が215百万円減少したことなどから、負債総額が減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が減少したものの、その他有価証券評価差額金が増加したことなどから、純資産は増加しています。
ROAとROE
現時点では第1四半期の決算のみの情報しかないため、ROAやROEの詳細な数値は把握できませんが、最近の業績の状況から判断すると、収益性や資本効率は低下傾向にあると考えられます。今後の業績改善に伴い、ROAやROEの向上が期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの詳細は開示されていませんが、現金及び預金が前期末比で4億53百万円減少したことから、当期に営業活動資金の流出があったと推測されます。今後の設備投資や配当などの資金需要にも留意が必要です。
配当の支払額
第1四半期の配当については、1株当たり40円の期末配当が2024年3月7日に支払われています。今後の業績動向を踏まえ、株主還元策についても注目が必要でしょう。
今後の展望
フジコピアン株式会社は、中期経営計画に基づき、新製品開発や新規事業の開拓に注力しています。原材料やエネルギーコストの高止まり、世界的なインフレ懸念など、先行きの不透明感はありますが、グループ全体でのコスト削減による収益改善にも取り組んでおり、今後の業績回復に期待が持てます。
編集部のまとめ
フジコピアン株式会社は、第1四半期の業績が前年同期比で減収・減益となりましたが、中期的な視点で新製品開発や生産効率化などに取り組むことで、収益改善に向けて努力しています。原材料高騰など先行きの不透明な環境下ではありますが、同社の技術力と経営努力に期待が持てそうです。株主還元策の動向にも注目が必要でしょう。
フジコピアン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
フジコピアン株式会社の決算は12月末で、2024年5月15日に第1四半期の決算報告書が公開されました。毎年2月、5月、8月、11月に決算情報が発表されています。また、第1四半期の期末配当は1株当たり40円が2024年3月7日に支払われました。今後の業績動向を注視し、株主還元についても期待したいところです。