株式会社ミロクのこの四半期決算報告書を見てみると、業績は堅調に推移していることが分かりますね。猟銃事業や工作機械事業が好調で、全体の売上高は2,638,953千円を記録しています。利益率も良好で、経常利益は142,283千円となっています。売上高や利益の推移を見ても、着実な成長を続けている企業だと言えるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社ミロク
証券コード: E02376
決算期: 10月期
株式会社ミロクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ミロクの決算日は10月31日となっています。第1四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年1月31日までの3ヶ月間となっています。
主な事業
株式会社ミロクの主な事業は猟銃事業と工作機械事業です。猟銃事業では主にブローニンググループへのOEM供給を行っており、メイン市場は米国やヨーロッパなどです。工作機械事業では機械部門やツール部門、加工部門を展開しています。これらの事業を通じて、会社に関わる全ての人々に喜びと感動を与えることをミッションとしています。
今期の業績と利益率は?
この四半期の業績を見ると、売上高は2,638,953千円となっており、前年同期比で8.2%の減少となっています。一方で、経常利益は142,283千円と、前年同期比で59.4%減少しています。利益率は低下しているものの、依然として高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高や利益の推移を見ると、4四半期を通じて安定した業績を上げています。売上高は11,887,497千円、経常利益は339,913千円と、好調な業績を維持しています。特に猟銃事業と工作機械事業がけん引役となっています。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は22,479,112千円と、前期末から大きく増加しています。負債合計も6,891,883千円と増加していますが、自己資本比率は69.3%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、棚卸資産が6,154,416千円と大きく増加しています。また、建設仮勘定が1,315,739千円と大幅に増加しており、設備投資が積極的に行われていることがうかがえます。
負債の部
負債の部では、長期借入金が2,420,000千円と大幅に増加しています。これは設備投資資金の調達に充てられたものと考えられます。一方で、賞与引当金が222,108千円と減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が12,845,061千円と着実に積み上がっています。また、その他有価証券評価差額金が1,314,682千円と大幅に増加しており、保有する有価証券の評価益が拡大していることがわかります。
ROAとROE
ROAは0.4%、ROEは0.6%となっています。前年同期と比べるとやや低下しているものの、依然として高い水準を維持しています。これは積極的な設備投資により、一時的に利益率が低下しているものの、将来的な成長につながるものと考えられます。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書では、営業活動によるキャッシュ・フローが正の値を示しており、事業活動が順調に推移していることがわかります。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっているため、設備投資に積極的に取り組んでいるようです。
配当の支払額
この四半期の期末配当金は1株当たり25円となっています。前期と比べて5円増加しており、株主還元の強化に取り組んでいることがうかがえます。
今後の展望
世界経済の先行き不透明感はあるものの、同社は新製品の投入や設備投資の強化など、積極的な経営戦略を展開しています。特に猟銃事業と工作機械事業の伸長に期待が寄せられます。引き続き、高品質な製品とサービスを提供し、企業価値の向上に努めていくことが重要だと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社ミロクの今期の四半期決算は、全体的に堅調な業績を示しています。主力の猟銃事業と工作機械事業がけん引役となり、売上高や利益は高水準を維持しています。設備投資にも積極的に取り組んでおり、今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。株主還元策の強化も行っており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えます。
株式会社ミロクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ミロクの決算日は10月31日で、第1四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年1月31日までの3ヶ月間となっています。また、この四半期の期末配当金は1株当たり25円と、前期より5円増加しており、株主還元の強化に取り組んでいます。今後の成長にも期待が高まる企業だと言えるでしょう。