日本アイ・エス・ケイ株式会社の最新決算が発表されました。同社は主に鋼製品やデンタル製品、書庫ロッカーなどの製造販売を手掛ける企業です。足元の業績は好調で、売上高が前年同期比10.5%増、経常利益も29.8%増と大幅な増収増益を達成しました。セグメント別では、鋼製品関連事業やデンタル関連事業が好調に推移しています。今後も技術力や新製品の拡販に注力し、さらなる業績拡大を目指していきます。
企業情報
企業名: 日本アイ・エス・ケイ株式会社
証券コード: 79860
決算期: 12月期
日本アイ・エス・ケイ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本アイ・エス・ケイ株式会社の決算日は12月31日です。決算発表は翌年5月上旬に行われます。
主な事業
日本アイ・エス・ケイ株式会社は、主に鋼製品関連事業、デンタル関連事業、書庫ロッカー関連事業、不動産賃貸関連事業の4つのセグメントで事業を展開しています。鋼製品では耐火金庫やキーボックス、デンタル関連では歯科用ユニットなどを製造・販売しています。また、自社ビルの賃貸事業も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期は売上高が16億35百万円と前年同期比で10.5%増となりました。利益面では、経常利益が2億76百万円と29.8%増と大幅な増益となっています。主力のセグメントである鋼製品関連事業やデンタル関連事業が好調に推移したことが増収増益の主な要因です。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は57億13百万円から63億25百万円と着実に増加しています。一方、経常利益は3億75百万円と安定的な水準を維持しています。特に直近は29.8%増と大幅な増益となっており、企業体質の強化が進んでいることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の資産総額は62億25百万円となっています。前期末比で3億47百万円増加しており、流動資産では現金や売掛金の増加、固定資産では退職給付に係る資産の増加などが主な要因です。一方、負債総額は20億70百万円で、支払手形や買掛金の増加が主な要因です。純資産は41億55百万円となっており、自己資本比率は65.7%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は過去3年で6.4%→6.4%→7.0%と改善傾向にあります。これは経常利益が安定的に推移しているためです。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は10.1%→9.1%→10.1%とほぼ横ばいで推移しています。自己資本比率が高く、財務基盤が強固であることがうかがえます。
キャッシュフロー
過去3年のキャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フローは4億44百万円、5億71百万円、4億67百万円と安定して推移しています。一方、投資キャッシュ・フローは毎年マイナスとなっており、設備投資などに資金を投下していることがわかります。財務キャッシュ・フローはほぼ横ばいで推移しています。
配当の支払額
同社の年間配当金は1株当たり30円で、直近3年間一定の水準を維持しています。配当性向は13%前後で、安定した配当政策を採っています。今後も業績拡大に伴い、株主還元の強化が期待されています。
今後の展望
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、同社は様々な経費削減策を講じつつ、新製品の投入や販売体制の強化に取り組んでいきます。特に、指紋・静脈・虹彩・顔認証などの最新セキュリティ機能を備えた耐火金庫や、歯科医療現場でニーズの高いデンタル製品などの拡販に注力していく方針です。今後も同社ならではの技術力とライン変新製品投入を通じ、業績拡大を目指していきます。
編集部のまとめ
日本アイ・エス・ケイ株式会社は、耐火金庫やデンタル製品などの製造・販売で高い技術力を持ち、今期も二桁増収増益を達成しました。安定した収益力と健全な財務体質を背景に、今後も新製品投入や販売強化を通じて業績拡大を目指していくことが期待されます。株主還元面でも安定配当を維持しており、同社の企業価値向上に期待がかかっています。
日本アイ・エス・ケイ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本アイ・エス・ケイ株式会社の決算日は12月31日で、毎年5月上旬に決算発表を行っています。配当金は1株当たり30円を維持しており、安定した株主還元を行っています。今後も同社の成長が期待されます。