今回のブログでは、丸紅株式会社(証券コード:8002)の最新の決算情報をご紹介いたします。丸紅株式会社は、国内外のネットワークを通じて様々な商品やサービスを提供する大手総合商社です。
企業情報
企業名: 丸紅株式会社
証券コード: 8002
決算期: 3月31日
丸紅株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
丸紅株式会社の決算期は3月31日で、年に4回(第1四半期、第2四半期、第3四半期、期末)の決算を行っています。四半期決算を迅速に開示することで、投資家の皆さまに最新の業績動向を適切にお知らせしています。
主な事業
丸紅株式会社は、ライフスタイル、情報ソリューション、食料、アグリ事業、フォレストプロダクツ、化学品、金属、エネルギー、電力、インフラプロジェクト、航空・船舶、金融・リース・不動産、建機・産機・モビリティ、次世代事業開発、次世代コーポレートディベロップメントなどの広範な分野で事業を展開しています。国内外のネットワークを通じて輸出入、国内取引、各種サービス業務、事業投資や資源開発などを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、収益が5兆4,278億円、税引前四半期利益が4,516億円となりました。前年同期と比較すると、収益は26.4%減収、税引前四半期利益は25.9%の減益となっています。主な減収の背景には、Gavilon穀物事業の売却が影響しています。一方で、金属、電力、建機・産機・モビリティなどの事業では増益となっています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は4.3%の増加、利益も58.5%の増加と順調に推移しています。特に直近の第3四半期連結累計期間では、収益が5兆4,278億円、税引前四半期利益が4,516億円と高水準となっています。今後も収益力の維持・向上に取り組んでいく方針です。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は8兆4,876億円と、前連結会計年度末から5,340億円増加しています。これは主に、円安の影響によりコントロールしきれない資産価値の上昇が影響しています。一方で、負債合計は5兆2,219億円と、前連結会計年度末から2,502億円増加しています。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は8兆4,876億円で、前連結会計年度末より5,340億円増加しています。その主な内訳は、現金及び現金同等物が4,978億円、持分法で会計処理される投資が3,011億円、棚卸資産が1兆676億円などとなっています。
負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は5兆2,219億円で、前連結会計年度末より2,502億円増加しています。その主な内訳は、社債及び借入金が2兆4,255億円、営業債務が1兆2,215億円などとなっています。
純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は3兆2,657億円で、前連結会計年度末より2,837億円増加しています。この増加の主な要因は、利益剰余金の増加とその他の包括利益の増加によるものです。
ROAとROE
丸紅株式会社のROA(総資産経常利益率)は、前連結会計年度末の7.1%から当第3四半期連結累計期間では6.1%に低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前連結会計年度末の19.4%から15.9%に減少しました。これは主に業績の減少に伴う利益の減少が影響しています。今後は収益力の向上に努め、ROAとROEの改善を目指していきます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー2,400億円、投資活動によるキャッシュ・フロー△2,767億円、財務活動によるキャッシュ・フロー△1,015億円となりました。営業キャッシュ・フローの減少は、営業資金負担の増加などが主な要因です。一方、投資キャッシュ・フローの減少は、海外事業における資本的支出の増加などが要因です。
配当の支払額
丸紅株式会社は、株主の皆様への利益還元を重視し、安定的な配当を実施しています。当第3四半期連結累計期間においては、中間配当として1株当たり41.50円、期末配当として1株当たり40.50円を支払いました。今後も株主還元の強化を目指していきます。
今後の展望
丸紅株式会社は、「GC2024」中期経営計画に基づき、収益力の向上、株主還元の充実、ESG経営の推進に取り組んでいます。今後の重点施策としては、次世代事業への投資拡大、エネルギー・環境分野での事業拡大、海外事業の収益力強化などが挙げられます。さらなる企業価値の向上を目指し、株主の皆様への利益還元にも注力していきます。
編集部のまとめ
丸紅株式会社は、今期第3四半期の業績が前年同期と比べ若干減収減益となりました。しかし、足元の業績は依然として堅調で、今後の成長に向けた投資を行っています。また、株主還元の充実にも注力しており、今後の業績拡大に期待がかかっています。丸紅株式会社は、国内外で幅広い事業領域を持つ有望な総合商社として、引き続き注目していく必要がありそうです。
丸紅株式会社の決算日や配当についてまとめました。
丸紅株式会社の決算期は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。直近の第3四半期決算では、収益5兆4,278億円、税引前四半期利益4,516億円と高水準の業績を残しました。また、株主還元にも力を入れており、直近の配当は中間配当1株当たり41.50円、期末配当1株当たり40.50円と安定的な配当を維持しています。今後も、丸紅株式会社の業績や株主還元に注目していきましょう。