株式会社スクロールの決算内容をご紹介します。
この企業は通販事業を中心に展開していて、四半期業績も順調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社スクロール
証券コード: E03054
決算期: 2023年3月期
株式会社スクロールの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社スクロールは3月期決算を行っています。第3四半期決算は2023年12月31日時点のものとなっています。
主な事業
株式会社スクロールは、通販事業を中核に据えながら、ソリューション事業やeコマース事業、HBT事業などを展開しています。通販事業では、お客様のニーズに合わせたサービスを提供し、他事業ではECサポートやアフィリエイトなどのサービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は60,800百万円となり、前年同期比で1.6%減少しました。利益面では、営業利益が4,934百万円、経常利益が5,094百万円と、それぞれ5.5%、1.8%減少しています。これらの結果から、同期間の利益率は概ね前年並みを維持できていることがわかります。
売上・利益の推移
株式会社スクロールの売上高は、前期の81,018百万円から当第3四半期で60,800百万円となっています。利益面では、経常利益が前期の6,191百万円から当第3四半期で5,094百万円となりました。売上高は減少傾向にありますが、利益は前年並みを維持できている模様です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社スクロールの四半期連結貸借対照表は、2023年12月31日時点のものです。
資産の部
資産合計は52,713百万円で、前期末比486百万円減少しています。流動資産は35,945百万円、固定資産は16,768百万円となっています。主な資産は、現金及び預金、売掛金、棚卸資産などです。
負債の部
負債合計は19,393百万円で、前期末比1,810百万円減少しました。主な負債は、買掛金、短期借入金、未払金などです。
純資産の部
純資産は33,320百万円で、前期末比1,323百万円増加しています。自己資本比率は63.2%となっており、健全な財務体質を維持しています。
ROAとROE
株式会社スクロールのROA(総資産利益率)は、前期の11.6%から当第3四半期で9.7%に低下しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は前期の13.0%から当第3四半期で10.4%となっており、利益率の改善に努めている様子がうかがえます。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細な情報は掲載されていません。しかし、同期間の減価償却費は729百万円と前年同期比6.5%増加しており、設備投資や事業活動が堅調に推移していると推察されます。
配当の支払額
株式会社スクロールは、第2四半期末に1株当たり24円の中間配当を実施しています。また、期末配当も予定しており、株主還元に力を入れています。
今後の展望
株式会社スクロールは、新中期経営計画「Direct Marketing Solution 2025」の下、ソリューション事業の成長加速とESG経営の推進に注力していく方針です。通販事業の収益力向上と、ソリューション事業の更なる拡大を目指し、企業価値の向上に努めていくと見られます。
編集部のまとめ
株式会社スクロールは、通販事業を中心とした堅実な経営を行っています。原材料高など厳しい環境にありますが、利益率の維持や財務体質の強化に取り組んでおり、今後のさらなる成長が期待できそうです。ソリューション事業の拡大や、ESG経営の推進など、中期的な成長戦略にも注目が集まります。
株式会社スクロールの決算日や配当についてまとめました。
株式会社スクロールの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日時点のものです。配当は中間配当として1株当たり24円を実施しており、期末配当も予定しています。安定した収益基盤のもと、株主還元にも力を入れているのが特徴といえるでしょう。