決算報告書を見ると、高島株式会社は好調な成績を上げていることがわかります。単なる商品売買だけでなく、開発提案力や複合的な提供力を武器に、様々な業界に貢献しているようです。売上高は前年同期比10.3%増の66,416百万円、営業利益は72.0%増の1,692百万円と大幅に伸長しています。今後も業績のさらなる向上が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 高島株式会社
証券コード: 80070
決算期: 2024年3月期第3四半期
高島株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
高島株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日になります。決算短信の提出期限は2か月以内なので、今回の報告書は2024年2月8日に提出されたものです。
主な事業
高島株式会社は国内外の商品売買、繊維製品や樹脂成形品の製造・販売を行っています。開発提案力と複合的なソリューション提供力を武器に、様々な業界の顧客にサービスを提供しています。建材、産業資材、電子・デバイス、賃貸不動産の4つのセグメントで事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高66,416百万円、営業利益1,692百万円と前年同期に比べ大幅な増収増益となりました。経常利益は1,876百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,237百万円と、いずれも好調な結果です。利益率も着実に改善しています。
売上・利益の推移
高島株式会社の売上高は、前期の60,211百万円から当期は66,416百万円と大幅に増加しました。利益面でも、前期の営業利益983百万円が当期は1,692百万円と大きく伸長しています。2年連続の増収増益で、持続的な成長軌道に乗っているようです。
四半期連結貸借対照表について
高島株式会社の財務状況は健全です。当第3四半期連結会計期間末の総資産は62,773百万円で、前期末から9,713百万円増加しています。有利子負債は増加したものの、自己資本比率は32.7%と一定の水準を保っています。
資産の部
流動資産は44,552百万円、固定資産は18,221百万円となっています。受取手形・売掛金が増加したほか、のれんも新規連結に伴い5,021百万円増加しました。
負債の部
流動負債は35,496百万円、固定負債は6,738百万円です。借入金が増加したことなどから、負債総額は前期末から9,553百万円増加しました。
純資産の部
純資産は20,538百万円となり、前期末比999百万円増加しました。利益剰余金の増加などにより、自己資本比率は32.7%を確保しています。
ROAとROE
高島株式会社のROAは前期の1.8%から当期2.9%に上昇、ROEも前期の4.1%から当期6.0%と改善しています。これは売上増加と利益率改善により、資産効率と資本効率が向上したためです。今後もこのトレンドが続くことが期待されます。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは1,203百万円のプラスとなり、前年同期から500百万円改善しました。一方で、投資キャッシュフローは新規連結子会社の株式取得などにより1,980百万円のマイナスとなっています。全体としては777百万円の減少となりました。
配当の支払額
高島株式会社は、第2四半期末配当金を100円、期末配当金を80円、年間配当金を180円を実施する予定です。株主還元にも注力しています。
今後の展望
高島株式会社は、これからも「開発提案力」と「複合完結力」を発揮し、ソリューション提案を強化していく考えです。中期経営計画「サステナV」では、2026年3月期に親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円、ROE8.0%以上、ROIC6.0%以上の目標を掲げています。好調な業績を維持し、さらなる成長が期待されます。
編集部のまとめ
高島株式会社は、単なる商品売買だけでなく、提案力やソリューション提供力によって、幅広い業界の顧客を支えている優良企業です。最近の業績は好調で、売上高、営業利益ともに大幅増となりました。今後も持続的な成長が期待されるほか、自己資本比率の確保や株主還元にも力を入れている様子がうかがえます。高島株式会社の今後の動向に注目していきたいですね。
高島株式会社の決算日や配当についてまとめました。
高島株式会社の決算日は3月31日、第3四半期決算は12月31日です。2023年度の年間配当金は180円を予定しており、株主還元にも力を入れていることがわかります。今後も安定した経営と株主還元が続くことを期待したいですね。