株式会社ヨンドシーホールディングスの2023年3月期第3四半期決算が発表されました。売上高は286億97百万円と前年同期比1.0%増、営業利益は13億37百万円と前年同期比28.0%増と、増収増益となりました。
このように、ジュエリー事業とアパレル事業を中心に好調な業績を維持しており、企業価値の向上に取り組んでいる同社に注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ヨンドシーホールディングス
証券コード: 8080
決算期: 2月
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日は2月末です。主な決算スケジュールは、5月に期末決算、10月と1月に四半期決算を行っています。
主な事業
株式会社ヨンドシーホールディングスは、ジュエリー事業とアパレル事業を展開しています。
ジュエリー事業では、婚約指輪やネックレス、ピアスなどのブランドジュエリーを販売しており、アパレル事業では、デイリーファッションのブランド「パレット」を展開しています。
これらの事業を通じて、ファッション性の高い商品を幅広い顧客層に提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が286億97百万円と前年同期比1.0%増、営業利益が13億37百万円と前年同期比28.0%増と、増収増益となりました。
特に、ジュエリー事業では女性客の拡大やECの拡大などにより収益が改善し、アパレル事業では既存店が好調に推移したことが業績アップに寄与しています。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高は39,508百万円(2023年2月期)、28,697百万円(2023年3月期第3四半期)と推移しており、経常利益も2,342百万円(2023年2月期)、1,663百万円(2023年3月期第3四半期)と安定した成長を遂げています。
ブランド力の強化や販路拡大などにより、売上高、利益ともに着実に増加傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は安定しています。資産合計が547億15百万円、負債合計が167億59百万円、純資産が379億56百万円となっています。
資産は主に商品及び製品が増加したことで前期末比45億3百万円増加し、負債は短期借入金の増加などにより47億62百万円増加しましたが、自己資本比率は69.3%と健全な水準を維持しています。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は547億15百万円で、前期末比45億3百万円増加しました。
主な増加要因は、商品及び製品が14億53百万円、投資有価証券が23億91百万円増加したことです。
負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は167億59百万円で、前期末比47億62百万円増加しました。
主な増加要因は、短期借入金が33億円増加したことです。
純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は379億56百万円で、前期末比2億58百万円減少しました。
その他有価証券評価差額金が増加した一方で、利益剰余金が減少したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社ヨンドシーホールディングスのROA(総資産利益率)は3.4%、ROE(自己資本利益率)は6.2%となっています。
これらの指標は、同業他社と比較して高い水準にあり、経営の効率性と収益性が高いことがうかがえます。
今後も安定収益の確保と資本効率の向上に取り組み、持続的な企業価値の向上を目指していくと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前期の状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは2,981百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1,830百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,804百万円の支出となっています。
営業活動が安定して収支黒字を確保しており、投資活動と財務活動のバランスも取れた健全な財務体質を維持していると評価できます。
配当の支払額
株式会社ヨンドシーホールディングスは、業績に応じて適切な利益還元を行うことを基本方針としています。
当第3四半期連結累計期間においては、1株当たり配当金が41.50円となっており、前期実績と同水準の配当を維持しています。
今後も株主の皆様への利益還元に努めていくものと期待されます。
今後の展望
株式会社ヨンドシーホールディングスは、経営環境の変化に対してグループの強みを最大限発揮し、サステナブル経営に取り組んでいきます。
内部統制機能の強化、株主への利益還元、中長期的投資などを通じて、さらなる企業価値の向上を目指していくものと考えられます。
今後の事業展開に注目が集まっているといえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ヨンドシーホールディングスの2023年3月期第3四半期決算は、増収増益となり、同社の事業基盤が着実に強化されていることが分かりました。
ジュエリー事業とアパレル事業の両柱が好調に推移し、自己資本比率も高水準を維持していることから、同社の財務体質も健全であると評価できます。
今後も安定的な収益基盤の構築と企業価値の向上に取り組み、株主への利益還元にも注力していくことが期待されます。
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日は2月末で、主な決算スケジュールは5月の期末決算と10月・1月の四半期決算となっています。
また、同社の配当金は1株当たり41.50円と、前期と同水準の配当を維持しており、株主還元にも力を入れています。
今後の事業展開と収益力の維持に期待がかかっているといえるでしょう。
