株式会社ヨンドシーホールディングスの2024年3月期第1四半期決算を分析してみました。4期連続の増収増益となり、堅調な業績を維持しています。売上高は前年同期比1.1%増の96億93百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億25百万円と4期連続の増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ヨンドシーホールディングス
証券コード: E02621
決算期: 2月期
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日は2月末日です。決算発表時期は、2月決算の会社であるため4月頃に発表されます。
主な事業
株式会社ヨンドシーホールディングスは、主にブランド事業とアパレル事業を展開しています。ブランド事業では、ジュエリーブランドの企画・製造・販売を行い、アパレル事業では、パレットブランドのファッション商品の企画・製造・販売を行っています。
両事業とも衣料品や服飾雑貨等、主に女性向けの商品を取り扱っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高96億93百万円、営業利益5億42百万円、経常利益6億55百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益5億25百万円と、増収増益を達成しました。
利益率は、営業利益率5.6%、経常利益率6.8%、当期純利益率5.4%と、いずれも高水準の利益率を維持しています。
売上・利益の推移
直近の決算期では、売上高と各利益指標が4期連続で増加しています。特に売上高は、前年同期比1.1%増の96億93百万円となり、経常利益も前年同期比22.9%減の6億55百万円と好調な業績を維持しています。
持続的な成長と利益の積上げが評価されており、今後の業績にも期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は517億34百万円となり、前期末比10億90百万円増加しました。流動資産は149億84百万円で、現金及び預金が19億55百万円、商品及び製品が86億8百万円となっています。
負債合計は132億75百万円で、短期借入金が8億50百万円増加しました。純資産は384億59百万円となっています。
資産の部
資産の部では、投資有価証券が20億43百万円、商品及び製品が86億8百万円と増加しています。
設備投資や在庫の積上げなど、将来の収益拡大に向けた施策が行われています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が8億50百万円増加し、仕入債務も増加しています。
これは、在庫積上げや販売促進のための資金調達と考えられます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が301億98百万円と堅調に推移しています。
自己資本比率は74.3%と高水準を維持しており、財務基盤の強さが窺えます。
ROAとROE
ROAは1.0%、ROEは1.4%となっています。
資産効率や資本効率は高い水準を維持しており、収益性の高い企業運営が行われています。今後も持続的な成長と収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが1億3百万円のプラス、投資活動によるキャッシュフローが3億55百万円のマイナスとなりました。
営業活動によるキャッシュインフローと投資活動によるキャッシュアウトフローにより、一定のキャッシュを確保しています。今後の成長投資にも活用できる健全な財務基盤が築かれています。
配当の支払額
株式会社ヨンドシーホールディングスは、1株当たり41.50円の配当を実施しています。
これは前期と同額の配当水準を維持しており、株主還元にも力を入れていることがわかります。安定した配当政策が評価されています。
今後の展望
株式会社ヨンドシーホールディングスは、第7次中期経営計画の初年度にあたり、顧客価値の向上と将来の飛躍に向けた成長基盤の構築に取り組んでいます。
ブランド事業では商品企画力の強化、アパレル事業では海外生産基盤の活用など、各事業の強みを活かした施策を展開しています。
これらの取り組みにより、持続的な成長と収益力の向上が期待されています。
編集部のまとめ
株式会社ヨンドシーホールディングスは、ブランド事業とアパレル事業を柱とする総合ファッショングループです。
当第1四半期は、4期連続の増収増益を達成し、高い収益性を維持しています。
今後も、各事業の強みを活かした施策を展開し、持続的な成長と収益力の向上が期待されます。
株主還元も安定して行われており、同社の業績と株主還元に注目が集まっています。
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヨンドシーホールディングスの決算日は2月末日で、決算発表時期は4月頃です。
配当は1株当たり41.50円と前期と同額を維持しており、株主還元にも力を入れています。
今後も、事業の成長と収益力の向上、株主還元の強化が期待されます。