株式会社三陽商会の第81期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社三陽商会の2023年第3四半期決算報告が発表されました。アパレルを核とするファッション関連事業に強みを持つ同社は、新型コロナウイルス感染症の収束とともに売上や利益が順調に回復しています。物価高の影響を受けながらも、人流の回復やインバウンド需要の回復に支えられ、業績は堅調に推移しています。

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企業情報

企業名: 株式会社三陽商会
証券コード: E00593
決算期: 2023年3月1日~2024年2月29日

株式会社三陽商会の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社三陽商会の決算日は2月末日となっています。第3四半期決算は2023年11月30日に終了した決算期の報告になります。

主な事業

株式会社三陽商会は、アパレル事業を中核とするファッション関連事業を展開しています。有名なブランドの企画・製造・販売を手がけており、主力チャネルは百貨店を中心とした実店舗とECサイト・通販などのオンラインチャネルです。また、アウトレット店舗の展開や他社への OEM 供給なども行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高446億3百万円(前年同期比6.4%増)営業利益17億27百万円(同68.0%増)経常利益17億73百万円(同52.4%増)と、前年同期から大幅に増加しています。売上総利益率も向上しており、収益性の改善が進んでいます。

売上・利益の推移

過去3年の業績を見ると、2022年度の売上高は582億73百万円、経常利益は24億37百万円と、ほぼ2019年度の水準まで回復しています。2023年度第3四半期時点では前年同期比で売上高が6.4%増、経常利益が52.4%増と、引き続き高い成長率を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年11月末時点の連結貸借対照表は、総資産571億57百万円となっています。前年度末比で27億44百万円の増加となっています。

資産の部

資産の部は、現金及び預金193億28百万円商品及び製品89億97百万円投資有価証券79億59百万円などが主な内訳です。前期末から現金及び預金が減少したものの、売掛金や商品が増加しています。

負債の部

負債の部は、支払手形及び買掛金53億4百万円1年内返済予定の長期借入金28億35百万円未払費用27億14百万円などが主な内訳です。前期末から短期借入金が減少し、長期借入金が増加しています。

純資産の部

純資産の部は、390億25百万円となっています。前期末比で26億90百万円増加しており、自己資本比率は68.3%と高水準を維持しています。

ROAとROE

株式会社三陽商会のROA(総資産利益率)は前期の4.0%から今期第3四半期では3.0%へ低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の5.9%から今期第3四半期では4.3%へ低下しています。これは、売上高や営業利益が増加したものの、総資産や自己資本が増加した影響によるものと考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが23億73百万円のプラスとなっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは7億8百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは30億32百万円のマイナスとなっています。全体としては15億67百万円の減少となりました。

配当の支払額

当社は2023年5月に1株当たり55円の期末配当を実施しました。また、今後の利益水準や株主還元方針に基づき、適切な配当を行っていく方針です。

今後の展望

株式会社三陽商会は、現在実施中の中期経営計画の最終年度に向けて、ECプラットフォームの刷新や実店舗の新規出店・既存店改装など、売上拡大策を積極的に推進しています。新型コロナの収束とともに、インバウンド需要の取り込みや消費者の購買意欲の回復を追い風に、今後も業績の向上が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社三陽商会は、アパレルを中心としたファッション関連事業において、新型コロナ禍からの回復が順調に進んでいる様子がうかがえます。売上高、営業利益、経常利益いずれも前年同期比で大幅に増加しており、収益性の改善も進んでいます。今後はEC強化やリアル店舗の活性化など、さらなる成長が期待できそうです。

株式会社三陽商会の決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は2月末日となっており、第3四半期決算は2023年11月30日に終了した決算期の報告です。配当については、2023年5月に1株当たり55円の期末配当を実施しました。今後も利益水準に応じて適切な配当を行っていく方針です。

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