長瀬産業株式会社の第109期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

長瀬産業株式会社の2023年12月期の第3四半期決算報告書が公開されました。この会社は化学品や機能性素材などの商品を取り扱う総合商社です。売上高は677,732百万円と前年同期比で2.6%減少しましたが、営業利益は23,019百万円と前年同期比で16.1%減少しました。利益率は低下したものの、業績は概ね堅調に推移していると言えるでしょう。

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企業情報

企業名: 長瀬産業株式会社
証券コード: 8020
決算期: 3月期

長瀬産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

長瀬産業株式会社の決算期は3月期です。第3四半期決算は2023年12月31日時点での業績を示しています。通常の決算は3月31日に行われ、6月の株主総会にて決算報告がされます。

主な事業

長瀬産業株式会社は、化学品、機能性素材、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連などの商品を取り扱う総合商社です。化学品分野では塗料や樹脂、エレクトロニクス分野では半導体関連素材、モビリティ分野ではカーメーカー向けの部品などを幅広く扱っています。国内外の事業展開を行っており、グループ会社を含めると1,000社以上の企業と取引があります。

今期の業績と利益率は?

長瀬産業の2023年12月期第3四半期の売上高は677,732百万円と前年同期比2.6%減少しました。一方、営業利益は23,019百万円と16.1%の減少となりました。利益率は3.4%と前年同期の3.9%から低下しています。売上高は減少したものの、各事業セグメントが概ね順調に推移し、総じて良好な業績を収めることができました。

売上・利益の推移

長瀬産業の直近3年間の業績推移を見ると、売上高は912,896百万円、32,528百万円、677,732百万円と大きな変動がみられます。一方、営業利益は27,438百万円、23,019百万円と2桁億円規模で推移しています。コロナ禍の影響により2020年度は業績が落ち込みましたが、その後は回復傾向にあります。

四半期連結貸借対照表について

長瀬産業の2023年12月期第3四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産は788,364百万円と前期末比3.4%増加しています。また、純資産は395,120百万円と前期末比4.4%増加しており、自己資本比率は49.3%となっています。財務体質は引き続き健全に推移しているといえるでしょう。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が53,268百万円受取手形、売掛金及び契約資産が322,418百万円となっています。また、棚卸資産は148,653百万円と前期末比5.7%減少しました。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が157,010百万円有利子負債(短期借入金、コマーシャルペーパー等)が91,843百万円となっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が298,999百万円為替換算調整勘定が47,709百万円となっています。自己資本比率は49.3%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

長瀬産業のROA(総資産利益率)は3.1%ROE(自己資本利益率)は5.8%となっています。両指標とも前年同期から低下しているものの、8%前後の水準を維持しており、企業収益力は健全な状態にあると評価できるでしょう。

キャッシュフロー

長瀬産業のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは25,995百万円のプラスとなっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは9,881百万円のマイナスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済などにより17,813百万円のマイナスとなりました。全体としては現金及び現金同等物が増加し、手元流動性は確保できているようです。

配当の支払額

長瀬産業は、これまで安定した配当を実施してきました。2023年12月期の配当については、中間配当が1株40円、年間配当は未定です。前期実績では1株80円の配当を行っており、今期も同水準の配当が期待できそうです。株主還元に積極的な企業といえるでしょう。

今後の展望

長瀬産業は、海外事業の強化やデジタル化の推進など、中長期的な成長に向けた取り組みを進めています。特に、半導体市況の悪化など一部の課題はあるものの、環境・エネルギー分野での事業拡大や新規事業の創出など、様々な成長機会を確保できる体制を整備しています。今後も安定した業績を維持し、株主還元の向上にも努めていくことが期待されます。

編集部のまとめ

長瀬産業株式会社は、2023年12月期第3四半期の業績を発表しました。売上高は前年同期比減少したものの、営業利益は2桁億円規模を維持するなど、全体としては健全な業績を収めています。財務体質も安定しており、ROAやROEなどの収益性指標も一定水準を確保できています。さらに、配当の支払いにも積極的に取り組んでおり、株主還元に力を入れている企業といえるでしょう。今後も安定した成長と収益力の向上が期待されます。

長瀬産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

長瀬産業株式会社の決算期は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日時点のものです。配当については2023年12月期の中間配当が1株40円となっており、通期の配当は前期並みの水準が期待されます。今後も安定した業績と株主還元の強化が続くことが期待されます。

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