こんにちは。今日は、蝶理株式会社の決算報告について詳しく見ていきたいと思います。蝶理株式会社は、紡績・化学品・機械の総合商社として長年にわたり活躍している企業です。
企業情報
企業名: 蝶理株式会社
証券コード: 80140
決算期: 2024年3月期
蝶理株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
蝶理株式会社の決算期は3月期です。次の決算発表は2024年2月13日に行われる予定となっています。
主な事業
蝶理株式会社は、繊維事業、化学品事業、機械事業の3つの事業を展開しています。繊維事業では原料や衣料品の販売、化学品事業では化学品の国内外での取り扱い、機械事業では産業機械の販売などを行っています。これらの事業を通して、幅広い顧客層に製品やサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,333億57百万円、経常利益117億99百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益80億65百万円と、前年同期比でそれぞれ8.6%減、7.2%増、6.9%増となりました。利益率も改善傾向にあり、売上高経常利益率5.0%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績をみると、売上高は3,293億89百万円から2,333億57百万円へと減少しているものの、経常利益は124億37百万円から117億99百万円と高水準を維持しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益も81億24百万円から80億65百万円と堅調に推移しています。収益性の改善が進んでいることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期末の総資産は1,475億43百万円で、前期末比43億43百万円増加しています。これは主に、破産更生債権等が105億96百万円増加したことなどによるものです。
負債の部
負債は671億57百万円と前期末比38億84百万円減少しました。これは主に、短期借入金が9億29百万円、支払手形及び買掛金が9億23百万円減少したことによります。
純資産の部
純資産は803億86百万円と前期末比82億27百万円増加しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上80億65百万円や、為替換算調整勘定が17億25百万円増加したことによるものです。
ROAとROE
ROAは前期の5.8%から当期の7.2%へと改善し、ROEも前期の11.5%から当期の12.1%へと向上しています。これは、収益性の向上と効率的な資産運用により、企業価値の向上につながっていると評価できます。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは前期比で増加し、財務キャッシュフローも借入金の返済により減少しています。この結果、現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は144億80百万円となり、前期末比19億83百万円減少しました。健全な財務体質を維持しつつ、成長投資にも活用できる水準を確保できています。
配当の支払額
当第3四半期では中間配当として1株当たり58円を支払っており、年間配当予想は1株当たり113円となっています。株主還元も安定的に行われています。
今後の展望
蝶理株式会社は、2023年4月に発表した中期経営計画「Chori Innovation Plan 2025」に基づき、グローバルな持続的成長の実現とDXによるビジネス変革に取り組んでいきます。今後も、収益力の強化と資産効率の向上により企業価値の向上を目指していくと期待できます。
編集部のまとめ
蝶理株式会社は、繊維・化学品・機械の3つの事業を柱に安定した業績を残しており、今後もその成長が期待できる企業だといえます。収益性の向上や健全な財務基盤の維持など、非常に良好な経営状況にあると評価できます。株主還元も行き届いており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。
蝶理株式会社の決算日や配当についてまとめました。
蝶理株式会社の決算は3月期で、次の決算発表は2024年2月13日に行われる予定です。配当は年間113円を見込んでおり、株主還元も安定的に実施していることがわかりました。今後も、収益力の向上と健全な財務体質を維持しながら、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。