スターゼン株式会社の決算報告が気になる方、必見です!
この企業は、食肉事業を中心に事業を展開しており、この度の決算では売上高203,117百万円、経常利益4,765百万円と前年同期比で増加し、好調な業績を残しました。
企業情報
企業名: スターゼン株式会社
証券コード: E02574
決算期: 2024年3月期第2四半期
スターゼン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
スターゼン株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月、9月、12月、3月に行われます。
今回は2023年4月1日から2023年9月30日までの第2四半期の決算報告となります。
主な事業
スターゼン株式会社は、生産肥育から食肉の処理加工、製造、販売に至るまでの一貫したバリューチェーンを持つ食肉関連企業です。国内外の食肉調達、加工食品、ハム・ソーセージなどの販売を行っており、ブランド力の強い和牛や国産鶏肉などの取り扱いにも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は売上高203,117百万円、営業利益3,597百万円、経常利益4,765百万円と前年同期比で増加しました。
利益率では、売上総利益率が9.5%となり、前年同期より改善しています。
需要に合わせたマージンの調整や在庫管理の強化により、収益性が向上したことがうかがえます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、2023年3月期は売上高が425,173百万円、経常利益が10,284百万円と大幅に増加しました。
足元の2024年3月期第2四半期では、売上高は前年同期比で減少したものの、経常利益は4,765百万円と9.1%増加しており、収益力の向上が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2023年9月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は158,749百万円で前期末比12,229百万円増加しました。
負債合計は85,715百万円と9,371百万円増加し、純資産合計は73,034百万円と2,858百万円増加しています。
資産の部
流動資産は104,624百万円と前期末比9,142百万円増加しました。受取手形及び売掛金が増加したことが主な要因です。
固定資産も54,110百万円と3,090百万円増加し、土地や投資有価証券の増加が背景にあります。
負債の部
流動負債は51,993百万円と2,536百万円増加しました。買掛金が増加したことが主な要因です。
固定負債は33,722百万円と6,834百万円増加し、長期借入金の増加が影響しています。
純資産の部
純資産合計は73,034百万円と2,858百万円増加しました。利益剰余金が増加したことで、自己資本比率は46.0%となっています。
ROAとROE
ROAは前期比0.8ポイント上昇の3.0%、ROEは同1.2ポイント上昇の4.9%となりました。
売上高利益率の改善と総資産回転率の上昇により、収益性と資本効率が高まっています。今後もさらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは以下の通りです。
営業CF:3,805百万円の収入
投資CF:-3,716百万円の支出
財務CF:3,122百万円の収入
現金及び現金同等物の期末残高は14,235百万円となり、前期末比3,358百万円増加しました。
配当の支払額
2023年6月29日の定時株主総会で決議された配当金は1株当たり75円、総額1,462百万円となりました。
これは前期の配当金65円よりも増額されたものです。
今後も株主への利益還元に積極的に取り組む方針のようです。
今後の展望
スターゼン株式会社は、「収益構造の再構築とサステナブルな事業運営」をテーマに新中期経営計画をスタートさせています。
海外事業の積極展開や、温室効果ガス排出量の削減目標の設定など、サステナビリティ経営の実現にも注力しています。
引き続き、収益性の向上と持続可能な事業基盤の構築を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
スターゼン株式会社の2024年3月期第2四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好業績となりました。
収益性の改善や、サステナビリティ経営の推進など、中長期的な企業価値向上への取り組みが評価できます。
今後の成長に期待が高まる決算内容だといえるでしょう。
スターゼン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
スターゼン株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月、9月、12月、3月に行われます。
2024年3月期第2四半期の配当金は1株当たり75円となり、前期より10円増額されました。
今後も株主への利益還元に注力していく姿勢がうかがえます。