日本出版貿易株式会社の第83期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本出版貿易株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書が発表されました。同社は出版物や雑貨の輸出、洋書の輸入、メディア関連商品の販売などを手がける企業です。売上高は56億7,600万円と前年同期比で21.8%の減収となりましたが、営業利益は2億2,900万円と12.6%の増益となりました。

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企業情報

企業名: 日本出版貿易株式会社
証券コード: 80720
決算期: 3月期

日本出版貿易株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本出版貿易株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日までの3ヶ月間となります。年4回の決算発表を行っており、第1四半期決算は6月末、第2四半期決算は9月末、第3四半期決算は12月末、そして本決算は翌年の3月末に行われます。

主な事業

日本出版貿易株式会社は主に出版物・雑貨の輸出、洋書の輸入、メディア関連商品の販売などを行っています。出版物・雑貨輸出事業では大学図書館向けの出版物が好調に推移しており、メディア事業ではK-POPなどが好調でした。一方で洋書事業は英語学習書の受注減少などの影響を受けました。また海外子会社では文具類の受注が堅調に推移しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は56億7,600万円と前年同期比で21.8%の減収となりました。一方で営業利益は2億2,900万円と12.6%の増益となりました。これは昨年の値上げ効果や原価率の改善、経費の抑制などによるものです。利益率でも営業利益率は4.0%と前年同期より0.7ポイント改善しています。

売上・利益の推移

同社の売上高は減少傾向にありますが、利益面では営業利益が増加基調にあります。これは値上げや経費効率化などの取り組みの成果が出てきたためです。一方で為替の影響により経常利益の伸びは鈍化しています。今後は売上の回復とコスト管理の両面での改善が課題となります。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が前期末比18億7,800万円減少の53億1,500万円となりました。主な減少要因は売掛金の回収による減少です。一方で負債合計は前期末比20億8,900万円減少の29億6,900万円となりました。これは仕入代金の支払いによる買掛金の減少などが主因です。

資産の部

流動資産は前期末比18億6,600万円減少の40億1,400万円となりました。これは主に売掛金が22億6,400万円減少したことが要因です。固定資産は前期末比2億800万円減少の12億9,100万円です。

負債の部

流動負債は前期末比20億9,800万円減少の21億7,200万円となりました。これは主に買掛金が14億9,000万円減少したことが要因です。固定負債は前期末比8千万円増加の7億7,700万円です。

純資産の部

純資産合計は前期末比2億1,000万円増加の23億4,500万円となりました。この主な要因は親会社株主に帰属する四半期純利益1億6,300万円の計上によるものです。自己資本比率は44.1%と前期末より14.4ポイント上昇しています。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は前年同期比1.2ポイント増加の4.5%となりました。これは経常利益の増加による効果です。一方でROE(自己資本当期純利益率)は前年同期比8.7ポイント増加の9.2%となりました。これは純資産が増加したことで自己資本が拡大したことによります。今後はさらなる収益力の向上とコスト管理が重要になってきます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成していないため、前年同期の状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは3億2,300万円の収入となっています。これは主に売上債権の回収によるものです。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは1億6,600万円の支出となっています。これは本社移転に伴う支出が主な要因です。

配当の支払額

同社は年2回の配当を実施しています。直近の2023年3月期の年間配当金は1株当たり30円となっております。この水準は前期と同額で、安定的な配当政策を維持しています。今後の業績動向を見ながら、株主還元の拡大も検討していくと考えられます。

今後の展望

同社は出版物・雑貨の輸出や洋書の輸入、メディア関連商品の販売などに注力していきます。市場の変化に合わせ、新規顧客の開拓や商品ラインナップの拡充、さらなる業務効率化などに取り組み、収益力の向上とコスト管理の徹底により、持続的な成長を目指していきます。

編集部のまとめ

日本出版貿易株式会社は出版物や雑貨、洋書、メディア関連商品などの販売に強みを持つ企業です。当第3四半期は売上が減少したものの、利益面では増益を確保しています。今後は市場変化に合わせた事業展開と経営効率化に取り組み、持続的な成長を目指していく方針です。株主還元も安定的に行っており、今後の動向に注目です。

日本出版貿易株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本出版貿易株式会社の決算日は3月31日で、年4回の決算を行っています。直近の2023年3月期の年間配当金は1株当たり30円と、安定的な配当政策を維持しています。今後の業績動向を見ながら、株主還元の拡大も検討していくと考えられます。

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