神鋼商事株式会社の第106期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

神鋼商事株式会社の2023年12月期の第3四半期決算報告書がリリースされました。売上高は4,335億3,000万円で、前年同期と比べ0.3%減少しました。一方で、経常利益は85億6,300万円と前年同期比11.5%減少しました。これらの結果から、業績は前年同期からわずかに減少したものの、概ね堅調に推移していることがわかります。

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企業情報

企業名: 神鋼商事株式会社
証券コード: 80750
決算期: 2023年3月期

神鋼商事株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

神鋼商事株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算報告は2月14日に発表されています。通常の年間決算は5月頃に発表されることが多いでしょう。

主な事業

神鋼商事株式会社は、鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶材の5つの事業セグメントで事業を展開しています。鉄鋼事業は同社の主力事業で、自動車や建築向けの特殊鋼や鋼板、棒鋼などを取り扱っています。また、冷鉄源や合金鉄などの鉄鋼原料、銅やアルミなどの非鉄金属、建設機械部品や産業機械などの機械・情報関連商品、溶接材料なども扱っています。

今期の業績と利益率は?

今第3四半期の業績は、売上高4,335億3,000万円経常利益85億6,300万円となっています。売上高は前年同期比で0.3%減少しましたが、経常利益は11.5%の減少にとどまりました。全体としては、需要の回復などを背景に比較的良好な業績を維持できていると言えるでしょう。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移を見ると、売上高は584,856百万円(2023年3月期)、433,530百万円(2024年3月期第3四半期)と推移しています。一方、経常利益は11,201百万円(2023年3月期)、8,563百万円(2024年3月期第3四半期)となっており、緩やかながら増減を繰り返している状況です。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,967億円となっています。前期末から約16億円の増加です。負債合計は3,137億円で、前期末から約74億円減少しています。一方、純資産は829億円と前期末から約90億円増加しました。

資産の部

流動資産は3,400億円と全体の86%を占めています。主な内訳は受取手形及び売掛金1,958億円、商品及び製品808億円などです。固定資産は566億円で、主な内訳は投資有価証券373億円などとなっています。

負債の部

流動負債は2,902億円、固定負債は235億円となっています。主な内訳は支払手形及び買掛金1,572億円、短期借入金654億円などです。

純資産の部

株主資本は690億円、その他の包括利益累計額は123億円となっています。自己資本比率は20.5%と前期末から2.2ポイント上昇しています。

ROAとROE

最近のROAとROEの推移を見ると、ROAは2.1%、ROEは9.1%となっています。前期と比べて若干改善傾向にあるものの、収益性の向上にはまだ課題があると言えそうです。今後の事業展開や成長戦略次第で、さらなる収益性の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期の経営活動によるキャッシュ・フローは146億円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは23億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは68億円のマイナスとなっています。全体としては現金及び現金同等物は114億円となっており、健全な財務状況を維持できていると評価できるでしょう。

配当の支払額

同社は年2回の配当を実施しており、中間配当として1株当たり125円、期末配当として1株当たり165円を予定しています。年間配当金は1株当たり290円となる見込みです。株主還元に積極的な姿勢が窺えます。

今後の展望

世界経済の不透明感が続く中で、同社はESGや人権への取り組み強化など、持続可能な経営に注力しています。また、神鋼商事グループの中長期的な企業価値向上に向けた戦略と課題認識を示した「統合報告書2023」を発刊するなど、情報開示の充実にも努めています。今後も、変化する事業環境の中で、適切な経営判断と事業運営を行い、着実な成長を遂げることが期待されます。

編集部のまとめ

神鋼商事株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高は前年同期比で微減となったものの、経常利益は11.5%の減少にとどまり、概ね堅調に推移しています。総資産は3,967億円、純資産は829億円と健全な財務基盤を維持しています。また、ROAやROEの改善、積極的な株主還元」など、収益性と企業価値の向上に向けた取り組みを進めていることが分かりました。今後も、変化する事業環境に柔軟に対応し、持続可能な経営を実践していくことが期待されます。

神鋼商事株式会社の決算日や配当についてまとめました。

神鋼商事株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算報告は2月14日に発表されています。また、年間の配当金は1株当たり290円を予定しており、株主還元に積極的な姿勢が窺えます。今後も、企業価値の向上と持続可能な経営に努めていくことが期待されます。

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