正栄食品工業株式会社の2023年11月1日から2024年10月31日までの第2四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比7.0%増の596億92百万円となり、利益面では営業利益が同47.4%増の30億92百万円、経常利益が同52.6%増の31億78百万円と大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: 正栄食品工業株式会社
証券コード: 80690
決算期: 10月31日
正栄食品工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
正栄食品工業株式会社の決算日は10月31日です。第2四半期決算(2023年11月1日~2024年4月30日)は毎年6月に発表されます。
主な事業
正栄食品工業株式会社は、乳製品、油脂類、製菓原材料、ドライフルーツ、缶詰、菓子などの製造・販売を行っている食品メーカーです。日本国内はもちろん、米国やアジアなどにも事業を展開しており、世界的な食品企業として成長してきました。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が596億92百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益が30億92百万円(同47.4%増)、経常利益が31億78百万円(同52.6%増)と大幅な増収増益となりました。利益率も向上しており、営業利益率は5.2%、経常利益率は5.3%と好調な結果となっています。
売上・利益の推移
正栄食品工業の売上高は、前期の1095億94百万円から当期は596億92百万円と増加しました。利益面でも経常利益が前期の41億37百万円から当期は31億78百万円と大幅に増加しており、企業業績は順調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
正栄食品工業の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が901億60百万円、負債合計が362億2百万円、純資産合計が539億58百万円となっています。健全な財務体質を維持しつつ、着実な事業拡大を果たしています。
資産の部
資産の部では、流動資産が592億10百万円、固定資産が309億50百万円となっています。流動資産の中では、受取手形及び売掛金が247億49百万円、商品及び製品が192億20百万円などが主な内訳です。
負債の部
負債の部では、流動負債が260億92百万円、固定負債が101億9百万円となっています。流動負債の中では、支払手形及び買掛金が116億95百万円が主な内訳です。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が464億58百万円、その他の包括利益累計額が65億26百万円となっています。自己資本比率は58.7%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
正栄食品工業のROA(総資産経常利益率)は3.5%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.6%となっています。前期と比べROAは上昇し、ROEも改善傾向にあり、収益性の向上が見られます。これは、需要の拡大や原価管理の強化などが功を奏した結果と考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローはマイナスの11億3百万円となりました。これは、売上債権の増加35億79百万円、棚卸資産の増加34億98百万円などによるものです。一方、投資活動ではマイナスの9億44百万円、財務活動ではマイナスの15億22百万円となりました。全体としては3489百万円の減少となり、現金及び現金同等物は94億58百万円となっています。
配当の支払額
正栄食品工業は、年間配当金を1株当たり48円(うち中間配当24円)と、前期より4円増配しました。配当性向は28.6%で、株主還元に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
正栄食品工業は、国内外での積極的な販売活動や新商品開発などに力を入れ、さらなる成長を目指していきます。コスト管理の強化と収益性の向上によって、来期も増収増益を目指すと期待されます。グローバル展開の強化や、健康志向の高まりにも適応した商品ラインナップの拡充などに注目が集まっています。
編集部のまとめ
正栄食品工業の2023年11月期第2四半期決算は、売上高、利益ともに大幅増加と好決算となりました。国内外での事業拡大や原価管理の強化により、収益性が大幅に改善しています。今後も健全な財務体質を維持しつつ、グローバル展開や新商品開発などを通じて、さらなる成長が期待される企業です。
正栄食品工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
正栄食品工業の決算は10月31日が期末で、中間配当は24円、期末配当は24円と、年間配当は1株当たり48円と、前期より4円増配になりました。株主還元に積極的に取り組んでいる企業だといえます。