こんにちは。この度は、ナラサキ産業株式会社の四半期決算報告書についてご紹介させていただきます。ナラサキ産業株式会社は、電機関連、機械関連、建設・エネルギー関連、海運関連など幅広い事業を展開している会社です。
企業情報
企業名: ナラサキ産業株式会社
証券コード: 80850
決算期: 2023年3月期
ナラサキ産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ナラサキ産業株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日を基準に行われました。
主な事業
ナラサキ産業株式会社は、電機関連事業、機械関連事業、建設・エネルギー関連事業、海運関連事業の4つの事業セグメントを展開しています。電機関連事業では建築設備分野や生産設備分野、機械関連事業では農業施設分野や産業機械分野、建設・エネルギー関連事業では建材分野やエネルギー分野、海運関連事業では貨物取扱サービスなどに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は754億32百万円と前年同期比で5.8%の増加となりました。また、営業利益は17億50百万円、経常利益は18億43百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億16百万円と、それぞれ増加しています。利益率についても、営業利益率は2.3%、経常利益率は2.4%と、前年同期と同水準で推移しています。
売上・利益の推移
ナラサキ産業株式会社の売上高は、753億32百万円と前年同期比で5.8%の増加となりました。また、経常利益は18億43百万円と2.1%の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億16百万円と2.4%の増加となっています。堅調な業績推移が続いていると評価できます。
四半期連結貸借対照表について
ナラサキ産業株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が572億98百万円となっており、前連結会計年度末に比べ50億21百万円の増加となっています。これは主に、売上債権の増加や棚卸資産の増加によるものです。一方、負債合計は348億32百万円と前連結会計年度末に比べ38億21百万円の増加、純資産は224億65百万円と前連結会計年度末に比べ11億99百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が120億39百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が188億4百万円、在庫も含めた流動資産合計が421億24百万円となっています。固定資産は151億74百万円と、資産全体の約3割を占めています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が134億47百万円、電子記録債務が117億40百万円と仕入債務が大きな割合を占めています。また、短期借入金が13億50百万円、長期借入金が7億35百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が23億54百万円、利益剰余金が173億85百万円となっています。自己資本比率は38.3%と、前連結会計年度末に比べ1.4ポイント減少しています。
ROAとROE
ナラサキ産業株式会社のROA(総資産利益率)は2.1%、ROE(自己資本利益率)は5.4%となっています。前年同期と比べて概ね同水準の業績を維持しており、効率的な経営と財務体質の強化が図られていると評価できます。
キャッシュフロー
ナラサキ産業株式会社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローが12億45百万円の収入超過となっています。一方で、投資活動によるキャッシュフローは3億98百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュフローは6億17百万円の支出超過となっています。全体としては7億70百万円の減少となっています。
配当の支払額
ナラサキ産業株式会社は、2023年5月16日開催の取締役会において、1株当たり75円の期末配当を実施すると決議しています。前期の配当金水準から10円増配となっており、利益の還元に努めていると評価できます。
今後の展望
ナラサキ産業株式会社は、中期経営計画”Dash Forward 2023″の最終年度として、事業セグメント間の連携強化やグループ総合力の発揮などに取り組んでいます。また、コンプライアンスの徹底やコーポレートガバナンスの充実にも注力しており、持続的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
ナラサキ産業株式会社の四半期決算は、売上高、利益ともに増加しており、堅調な業績を維持しています。資産、負債、純資産の状況も安定しており、財務体質の強化が図られていると評価できます。今後も中期経営計画の実現に向けて、グループ総合力の発揮に期待が高まります。
ナラサキ産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ナラサキ産業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日を基準に行われました。また、2023年5月16日開催の取締役会において、1株当たり75円の期末配当が決議されています。着実な業績と株主還元に取り組む企業として評価できます。