株式会社ゴールドウインは、ソーシャルスポーツブランドのリーディングカンパニーです。アウトドアウェアやスポーツウェアを中心にファッション性の高い製品を展開し、国内外で人気を集めています。今期の業績も好調で、売上高94,832百万円、経常利益23,576百万円と前年同期を大きく上回りました。今後も高い収益性を維持しつつ、新製品開発やマーケット開拓で更なる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社ゴールドウイン
証券コード: 81110
決算期: 3月31日
株式会社ゴールドウインの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ゴールドウインの決算期は3月31日です。今回の四半期決算は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の決算となります。
主な事業
株式会社ゴールドウインは、スポーツ用品関連事業を主力としています。主な製品はアウトドアウェア、スポーツウェア、ファッション性の高いライフスタイルブランド製品です。主力ブランドには「THE NORTH FACE」や「GOLDWIN」「HELLY HANSEN」などがあり、国内外で高い人気を集めています。また、自社商品の企画・開発から販売まで一貫して手掛けており、ブランド価値の向上に努めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高94,832百万円(前年同期比9.3%増)、経常利益23,576百万円(前年同期比7.5%増)と好調に推移しました。粗利益率は53.3%と前年同期並みの水準を維持しており、原材料高や円安の影響を価格転嫁することで収益力を確保できています。
売上・利益の推移
最近の売上と利益の推移を見ると、2023年3月期は売上高115,052百万円、経常利益28,083百万円と過去最高を記録しました。当第3四半期についても順調に推移しており、通期でも前年を上回る業績が期待できそうです。成長を続けることで、株主還元にも力を入れていく方針のようです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産139,591百万円、負債47,431百万円、純資産92,160百万円となっています。資産の部では売上債権や棚卸資産が増加しており、負債の部では電子記録債務が増加しています。自己資本比率は65.9%と高い水準を維持しており、財務健全性が高いことがわかります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金37,464百万円、売上債権28,246百万円、棚卸資産17,662百万円などが主な構成となっています。前期末から売上債権や棚卸資産が増加しており、事業規模の拡大を反映しています。
負債の部
負債の部では、電子記録債務23,526百万円、支払手形及び買掛金5,946百万円などが主な構成になっています。電子記録債務の増加が目立ちます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金90,354百万円と高水準を維持しています。自己資本比率は65.9%と健全な水準を保っています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は17.3%、ROE(自己資本利益率)は20.4%となっており、ともに高い水準を維持しています。これは主力ブランドの強さと高い収益性を反映したものと考えられます。今後も安定的な収益基盤を維持しつつ、資本効率の向上にも取り組んでいくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明です。ただし、財務状態が健全であることから、営業活動によるキャッシュ・インフローが大きく、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・アウトフローも適切に管理されていると考えられます。
配当の支払額
当期の配当については、中間配当として1株当たり30円が支払われています。また、期末配当として1株当たり30円の配当を予定しており、合計年間配当は60円となる見込みです。配当性向は約30%と、株主還元にも力を入れている様子がうかがえます。
今後の展望
株式会社ゴールドウインは、今後も主力ブランドの強化や新製品開発、海外市場の開拓に注力していく方針です。特に注目されるのは、韓国の持分法適用会社であるYOUNGONE OUTDOOR Corporationの業績好調が、当社の収益向上に大きく寄与していることです。今後も同社とのシナジーを活かしながら、グローバル展開を加速させていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ゴールドウインは、アウトドアウェアやスポーツウェアを中心とした高い収益性のある事業を展開しており、直近の業績も好調に推移しています。主力ブランドの強さと海外事業の好調さが、同社の強みと言えるでしょう。今後も新製品開発やグローバル展開を加速させ、更なる成長が期待できる企業といえます。
株式会社ゴールドウインの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ゴールドウインの決算期は3月31日で、今回は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期決算の報告でした。配当については、中間配当として1株当たり30円が支払われており、期末配当30円を含めると年間配当は1株につき60円となる予定です。今後も安定した収益基盤を活かしながら、株主還元にも力を入れていくことが期待されます。