中央自動車工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比113.8%の294億95百万円と大幅に増加し、経常利益は139.8%の86億14百万円となりました。自動車市場の回復や新商品の開発により、好業績が続いていることがわかります。
企業情報
企業名: 中央自動車工業株式会社
証券コード: E02642
決算期: 3月期
中央自動車工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
中央自動車工業株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。通常の日本企業と同様、6月に期末決算、11月に中間決算を行っています。
主な事業
中央自動車工業株式会社は、自動車部品・用品の販売と自動車処分事業を行う企業です。国内外の販売網を活かし、高品質な自動車関連商品を展開しています。近年では自動車向けカスタムパーツの企画製造販売事業にも参入し、新たな収益源の開拓に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は好調で、売上高は前年同期比113.8%の294億95百万円となりました。また、経常利益は139.8%の86億14百万円と大幅な増益となっています。収益性も高く、営業利益率は26.2%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は順調に増加しており、2023年3月期は358億78百万円と過去最高を更新しました。利益面では、2023年3月期の経常利益は89億68百万円と高い水準を維持しています。自動車市場の回復と高付加価値商品の拡販が業績を押し上げています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の総資産は533億55百万円と前期末から40億5百万円増加しました。現金及び預金や有形固定資産が増加したことが主な要因です。一方、負債は65億69百万円と前期末から8億47百万円減少しています。
資産の部
流動資産は247億51百万円で、前期末から10億49百万円増加しました。現金及び預金が12億87百万円増加しています。固定資産は285億3百万円で、前期末から29億56百万円増加しました。投資有価証券が21億68百万円増加したことが主な要因です。
負債の部
流動負債は50億35百万円で、前期末から9億90百万円減少しました。未払法人税等が9億24百万円減少しています。固定負債は15億34百万円で、前期末から1億43百万円増加しています。
純資産の部
純資産は467億85百万円で、前期末から48億53百万円増加しました。利益剰余金が40億8百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は87.7%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期12.8%から当期13.7%に改善しており、企業の資産効率が高まっています。また、ROEは前期15.0%から当期14.4%と若干低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。これは利益率の改善と資本効率の向上によるものです。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは安定的に確保されており、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっています。これは東京支社の新社屋建設などの積極的な設備投資によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスになっており、配当金の支払いが主な要因です。全体としては、手元流動性は高い水準を保っています。
配当の支払額
中央自動車工業株式会社は、株主への還元を重要課題の1つと位置付けており、安定的な配当を行っています。2023年3月期の年間配当金は107円、2024年3月期は中間配当金が54円と、着実に増加しています。
今後の展望
中央自動車工業株式会社は、2030年に向けた新たなパーパス「未来のモビリティ社会における最良のパートナー」の実現に向けて、地域密着型営業の強化やブランディング戦略の一層の推進に取り組んでいます。また、自動車向けカスタムパーツ事業の強化や新規ビジネスの開拓にも注力し、企業価値の向上を目指しています。
編集部のまとめ
中央自動車工業株式会社は、自動車市場の回復と高付加価値商品の拡販により、売上高、経常利益ともに大幅に増加しています。自己資本比率も高水準を維持しており、財務基盤も安定しています。今後は、新事業への取り組みや海外展開の強化など、さらなる成長が期待されます。
中央自動車工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
中央自動車工業株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。また、同社は安定的な配当を行っており、2023年3月期の年間配当金は107円、2024年3月期の中間配当金は54円と、着実に増加しています。今後も株主還元に注力していくことが期待されます。