この度、株式会社ナガホリの直近の四半期決算が発表されました。業績好調の中、大きな収益成長を遂げています。日頃から長年にわたって蓄積されてきた企業力が、改めて発揮されているように感じられます。
企業情報
企業名: 株式会社ナガホリ
証券コード: 8139
決算期: 3月期
株式会社ナガホリの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ナガホリの決算日は3月31日で、毎年6月下旬頃に定時株主総会が開催され、決算内容が報告されます。四半期決算は6月、9月、12月の各末日に実施し、四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社ナガホリはジュエリー業界のリーディングカンパニーです。宝飾品の企画・製造・販売を主力事業としており、富裕層をターゲットとしたブランド力の強い製品を多数取り扱っています。また、不動産賃貸事業や太陽光発電事業も手がけています。グループ会社とともに、多角化した事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は164億7百万円と、前年同期比で24.0%の増収を達成しました。営業利益は7億68百万円と、前年同期比158.0%の大幅増益となりました。増収増益の結果、経常利益も7億49百万円と高水準の収益を上げています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績をみると、売上高は緩やかな増加傾向にあります。利益面でも、コスト削減効果や収益性の改善により、営業利益、経常利益ともに増加基調を維持しています。特に当期の業績は好調で、増収増益を達成しています。今後も堅調な業績が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ナガホリの直近の四半期連結貸借対照表をみてみましょう。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の総資産は260億32百万円と、前連結会計年度末に比べ18億58百万円の増加となりました。流動資産は189億30百万円、固定資産は71億1百万円となっています。
負債の部
負債合計は135億21百万円で、前連結会計年度末に比べ14億75百万円の増加となりました。流動負債は122億円、固定負債は13億21百万円です。
純資産の部
純資産は125億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億82百万円の増加しています。自己資本比率は48.1%と、健全な財務体質を維持しています。
ROAとROE
株式会社ナガホリのROA(総資産利益率)は前期の3.3%から当期3.0%となっています。ROE(自己資本利益率)は前期の0.5%から当期3.2%と大幅な改善が見られます。これは、収益性の向上により当期純利益が増加したためです。今後も利益率の改善を続けることで、 ROA、ROEの上昇が期待できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは22億円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは4億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは9億円の支出でした。全体として5億16百万円の減少となっています。
配当の支払額
株式会社ナガホリは、1株当たり年5円の配当を実施しています。第3四半期連結累計期間においては、年間配当金の76百万円を支払っています。株主還元に積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。
今後の展望
株式会社ナガホリは、強固な収益基盤と優れた商品力を武器に、今後も安定した業績を維持していくと期待されています。ブランド力強化や新規出店、海外事業の拡大などにも意欲的に取り組み、中長期的な成長を目指す方針です。株主の皆さまにとっても、引き続き魅力的な企業であり続けることが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ナガホリは、高級ジュエリーを中心とする宝飾品事業で長年培ってきた強みを生かし、2期連続の増収増益を実現しています。財務体質の健全性も保たれており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後の業績に大いに期待が持てる企業といえるでしょう。
株式会社ナガホリの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ナガホリの決算日は3月31日で、毎年6月下旬頃に定時株主総会を開催し、決算内容を報告しています。配当については、1株当たり年間5円を実施しています。安定的な収益力と株主還元に注目がいきますね。