株式会社ラピーヌの決算が発表されました！
今期は大変厳しい経営環境の中でも、コストコントロールに努め収支の改善に向けた取り組みを行ってきた結果、徐々に業績も回復傾向に向かっているようです。
今後も消費者ニーズに合わせた魅力的な新商品の提供や、店頭の活性化など、様々な施策を継続して実施していくことで、さらなる業績の向上が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社ラピーヌ
証券コード: 81430
決算期: 2024年２月期
株式会社ラピーヌの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ラピーヌは、2024年２月期の第１四半期連結決算を発表しました。
決算期は3月1日から翌年2月29日までの1年間で、四半期決算は四半期ごとに提出されています。
主な事業
株式会社ラピーヌは、アパレル製品の製造・販売を主力事業としています。
百貨店やショッピングセンターなどに商品を卸しているほか、自社直営店も展開しています。
また、福祉事業としてラピーヌ夢ファームも運営しており、障害者の就労支援や野菜の生産・販売なども手がけています。
今期の業績と利益率は？
当第１四半期連結累計期間の売上高は5億45百万円となり、前年同期比で25.4%の減収となりました。
一方で、経常利益は93百万円と前年同期比で大幅に改善し、営業損失も前年同期の黒字から赤字に転じています。
厳しい消費環境の中でも、コスト削減などの施策により収支の改善が図られたようです。
売上・利益の推移
直近の業績を見ると、2023年２月期には営業損失3億14百万円を計上するなど、厳しい状況が続いていました。
しかし、当第１四半期ではコスト削減を進めた結果、経常利益93百万円と大きく改善しています。
引き続き、オペレーションの効率化や新商品の投入などで、売上と収益の回復が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第１四半期連結会計期間末の総資産は34億70百万円で、前期末より34百万円の増加となりました。
流動資産は前期末比で25百万円減少の17億84百万円、固定資産は60百万円増加の16億86百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比47百万円増加し、13億26百万円となっています。
一方で、商品及び製品が49百万円減少し、1億77百万円となりました。
固定資産では、投資有価証券が48百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が前期末比93百万円減少し、13億72百万円となりました。
主な内訳は、短期借入金が47百万円減少、支払手形及び買掛金が45百万円減少したことです。
固定負債は1,051百万円と、前期末から０百万円の減少にとどまっています。
純資産の部
純資産合計は、前期末比128百万円増加し、10億46百万円となりました。
これは、主に利益剰余金の増加91百万円と、有価証券評価差額金の増加40百万円が要因です。
ROAとROE
株式会社ラピーヌのROA(総資産経常利益率)は前年同期の1.3%から大幅に改善し、当第１四半期は2.7%となりました。
また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の△1.3%から8.7%と大幅に上昇しています。
これは、営業損益の改善と固定費の圧縮が奏功した結果だと考えられます。
キャッシュフロー
株式会社ラピーヌの当第１四半期末の現金及び現金同等物は13億26百万円となっており、前期末から47百万円増加しています。
これは、営業活動によるキャッシュ・フローが19百万円の収入となったことや、投資活動によるキャッシュ・フローが27百万円の支出だったことなどが要因です。
財務面での健全性は維持されており、今後の事業展開に活用できる現金を確保できています。
配当の支払額
当第１四半期連結会計期間においては、配当金の支払いはありませんでした。
今後の配当につきましては、業績回復の状況を見ながら検討していくものと思われます。
今後の展望
株式会社ラピーヌは、引き続き消費者ニーズに合った商品の開発や店舗の活性化に取り組むほか、生産性の向上やコストの抑制などにも力を入れていく方針です。
これらの施策を着実に実行することで、売上高と収益性の向上が期待できるでしょう。
今後の業績動向にも注目が集まりそうですね。
編集部のまとめ
株式会社ラピーヌの2024年２月期第１四半期決算は、売上高の減少はあったものの、コスト削減や経営効率化の取り組みにより、経常利益が大きく改善しました。
現金の確保もできており、今後の事業展開に備えられる状況にあるようです。
引き続き、魅力的な新商品の投入や店舗活性化など、様々な施策を進めていくことで、さらなる業績回復が期待できそうです。
株式会社ラピーヌの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ラピーヌの決算期は3月1日から翌年2月29日までの1年間で、四半期ごとに決算を発表しています。
当第１四半期の配当金支払いはありませんでしたが、今後の業績動向を見ながら検討していく方針だと思われます。
今後も、業績改善に向けた取り組みに注目していきたいですね。
