中部水産株式会社の第81期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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中部水産株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比6.2%増加の28,672百万円と好調な結果となりました。また、経常利益は前年同期比100.3%増加の445百万円となるなど、企業収益も大幅に改善しています。今後は持続可能な水産物の取り扱いにも注力し、業績の向上につなげていく方針のようです。中部水産株式会社の決算内容をご紹介します。

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企業情報

企業名: 中部水産株式会社
証券コード: 81450
決算期: 3月期

中部水産株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

中部水産株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日となっています。決算発表は通常、四半期決算は2ヶ月後、期末決算は2ヶ月後となります。

主な事業

中部水産株式会社は、鮮魚やまぐろ、助宗鱈、カニなどの水産物の卸売を主な事業としています。同社は、海外からの輸入や国内の港から集荷した魚介類を、量販店や外食産業などの顧客に卸売しています。一方で、自社で冷蔵倉庫を運営し、商品の鮮度管理にも注力するなど、水産物の流通に関連したビジネスを展開しています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高が28,672百万円と前年同期比6.2%の増収となりました。また、経常利益は445百万円と大幅な増益となり、利益率も改善しています。外食需要の回復や魚価上昇などが業績を牽引したようです。

売上・利益の推移

中部水産株式会社の売上高は、2022年度第3四半期が26,997百万円、2023年度第3四半期は28,672百万円と増加傾向にあります。一方、利益面では、2022年度第3四半期の経常利益が222百万円だったのに対し、2023年度第3四半期は445百万円と大幅な増加となっています。コロナ禍からの回復により業績が改善してきていることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

中部水産株式会社の総資産は16,912百万円となっており、前事業年度末に比べ1,873百万円(12.5%)増加しています。負債合計は4,060百万円と前事業年度末より1,326百万円(48.5%)増加しています。一方、純資産は12,852百万円となっており、前事業年度末より546百万円(4.4%)増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が1,125百万円増加し、売掛金も2,015百万円増加するなど流動資産が大幅に増加しています。一方で、商品が1,301百万円減少しています。固定資産では、投資有価証券が236百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、買掛金が820百万円増加し、受託販売未払金も97百万円増加するなど、仕入関連の負債が大幅に増加しています。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金が354百万円増加し、利益剰余金も192百万円増加しています。自己資本比率も76.0%と高水準を維持しています。

ROAとROE

中部水産株式会社のROA(総資産利益率)は前年同期の0.8%から2.6%に上昇しています。これは利益が大幅に改善したことが要因です。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の3.1%から2.6%に低下しています。これは純資産が増加したことで、自己資本が拡大したためです。今後はさらなる収益力の向上と資本効率の改善が課題となると考えられます。

キャッシュフロー

中部水産株式会社は四半期キャッシュ・フロー計算書を開示していないため、キャッシュフローの詳細は不明です。ただし、減価償却費は56,296千円計上されており、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスに転じていると推察されます。今後の設備投資や投資活動、財務活動によるキャッシュフローの推移にも注目が必要です。

配当の支払額

中部水産株式会社は、2023年度第2四半期(2022年9月期)に1株当たり40円の中間配当を実施しています。また、2023年度第3四半期(2022年12月期)にも1株当たり40円の中間配当を実施しました。通期の配当予想は未確定ですが、引き続き安定した配当を実施していく方針のようです。

今後の展望

中部水産株式会社は、海洋環境の変化による天然魚の漁獲量減少に対して、養殖魚や他魚種の集荷強化に取り組むことで対応を図っていきます。また、持続可能な水産物のサプライチェーンの構築にも注力し、サステナブルな事業展開を目指します。さらに、新たな法律「水産流通適正化法」の遵守にも努めていく予定です。これらの取り組みを通じて、中部水産株式会社の業績と企業価値の向上が期待されます。

編集部のまとめ

中部水産株式会社の第3四半期決算は、売上高、経常利益ともに前年同期比で増加し、好調な業績を残しました。外食需要の回復や魚価の上昇などが収益を押し上げた結果です。一方で、原材料費の高止まりなどの課題も残されているものの、持続可能な水産物の取り扱いや、新法規への対応など、中長期的な成長に向けた取り組みも強化しています。中部水産株式会社の決算内容をしっかりと把握し、今後の業績動向にも注目していきましょう。

中部水産株式会社の決算日や配当についてまとめました。

中部水産株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日となっています。また、同社は2023年度第2・第3四半期に1株当たり40円の中間配当を実施しています。決算内容は概ね好調で、今後も安定配当の継続が期待されます。

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