三信電気株式会社の第73期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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この度、株式会社三信電気の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は1,083億51百万円となり、前年同期比14.1%の減収となりました。一方で、経常利益は25億3百万円と37.9%の減益となりましたが、クラウド化やDXなどを背景にした旺盛な企業ニーズにより、ソリューション事業の業績が好調に推移しています。

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企業情報

企業名: 三信電気株式会社
証券コード: E02671
決算期: 3月31日

三信電気株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

三信電気株式会社の決算期は3月31日で、通期決算は年1回の開示となります。一方で、四半期決算については第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)と、年3回の開示を行っています。

主な事業

三信電気株式会社は、半導体やエレクトロニクス部品の販売を行う「デバイス事業」と、ネットワーク機器やシステム構築、運用保守などのITサービスを提供する「ソリューション事業」の2つの事業を展開しています。半導体不足の影響を受けつつも、DX化の進展によりITサービス需要が堅調に推移しており、安定した事業基盤を持っています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は、売上高が1,083億51百万円、経常利益が25億3百万円となりました。エレクトロニクス業界における一時的な需要減速の影響により、売上高は前年同期比で14.1%減少しました。一方で、ソリューション事業のサービス提供型ビジネスの拡大などにより、営業利益率は3.6%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年の売上高と利益の推移をみると、売上高は161,107百万円、経常利益は5,511百万円と好調に推移しています。ただし、半導体不足の影響などにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比で14.1%減の1,083億51百万円、経常利益は同37.9%減の25億3百万円と減少しています。

四半期連結貸借対照表について

三信電気の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は798億6百万円と前期末比で12億4百万円増加しています。その内訳として、流動資産は737億99百万円で、うち現金及び預金が78億38百万円となっています。一方、負債は442億9百万円と前期末比で1億39百万円減少しており、利益の積み上がりなどにより純資産は355億97百万円と健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、主に未収消費税等の増加37億74百万円、売上債権の減少11億32百万円などにより、総資産は798億6百万円となっています。設備投資の抑制や在庫圧縮などにより、流動性を高めていることがうかがえます。

負債の部

負債の部では、仕入債務の減少31億94百万円、未払法人税等の減少7億79百万円などにより442億9百万円と前期末より減少しています。一方で、短期借入金が35億43百万円増加しており、運転資金の確保に努めていることがわかります。

純資産の部

純資産の部では、為替換算調整勘定の増加10億25百万円、その他有価証券評価差額金の増加2億26百万円などにより355億97百万円となっています。自己資本比率は44.5%と高水準を維持しており、財務の健全性が確保されています。

ROAとROE

三信電気のROA(総資産経常利益率)は3.1%、ROE(自己資本利益率)は5.0%となっています。前期に比べROAは0.9ポイント、ROEは1.8ポイントそれぞれ低下しています。これは主に経常利益の減少によるものですが、引き続き一定の収益性を確保しながら、財務体質の強化にも取り組んでいます。

キャッシュフロー

三信電気のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは81億42百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは7億45百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは84億51百万円の支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物は10億54百万円減少し、78億38百万円となっています。

配当の支払額

三信電気は株主還元にも積極的に取り組んでいます。直近の配当実績をみると、年間配当金は140円となっており、前期より35円増配となっています。この結果、配当性向は44.5%となっています。今後も安定配当の継続と、企業価値向上に向けた取り組みが期待されます。

今後の展望

三信電気は、デバイス事業では新たな収益基盤の確立、ソリューション事業ではサービス提供型ビジネスの拡大に取り組むなど、事業構造改革を通じた収益力向上と成長市場での事業拡大を目指しています。また、デジタル技術の拡充やグローバル展開の強化など、中長期的な成長への布石も打っています。今後の業績にも期待が高まっています。

編集部のまとめ

三信電気は半導体不足の影響で一時的に業績が減速しましたが、ソリューション事業の好調な推移により安定収益を確保しています。DX需要の取り込みや事業構造改革の推進など、成長戦略も着実に進んでいます。財務面でも健全性が高く、株主還元も積極的に行っていることから、今後の更なる飛躍が期待できる企業だと言えるでしょう。

三信電気株式会社の決算日や配当についてまとめました。

三信電気株式会社の決算期は3月31日で、年3回の四半期決算を行っています。また、年間配当金は140円と、安定した株主還元を実施しています。今後も企業価値の向上と株主還元の両立に努める方針で、引き続き注目が集まる企業だと言えるでしょう。

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