こんにちは。今回は、株式会社ライフコーポレーションの2024年3月期第1四半期決算レポートをご紹介します。
同社は、1959年に大阪で創業した食品スーパーマーケット業界の大手企業で、関東・関西を中心に約300店舗を展開しています。
今期は売上高・利益ともに着実に伸びており、積極的な出店や品揃えの強化など、堅調な業績を維持しています。
特に注目なのは、環境配慮型の「BIO-RAL」店舗の拡大や、生鮮・惣菜部門での発注自動化など、時代に合わせたチャレンジにも力を入れていることですね。
企業情報
企業名: 株式会社ライフコーポレーション
証券コード: 81940
決算期: 2月期
株式会社ライフコーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ライフコーポレーションの決算日は2月末日です。
2024年3月期第1四半期決算の発表は2024年7月12日に行われました。
主な事業
株式会社ライフコーポレーションは、主に食品スーパーマーケット事業を展開しています。
関東・関西を中心に約300店舗を運営し、生鮮食品をはじめとする食品や日用品、衣料品など幅広い商品を取り扱っています。
近年では、環境に配慮した商品や店舗作りにも力を入れており、「BIO-RAL」ブランドの商品やオーガニック商品の拡充、省エネ設備の導入などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の業績は、売上高2,063億82百万円、営業利益69億45百万円と、いずれも前年同期比で増加しました。
特に営業利益は9.4%増加しており、着実な収益力の向上が見られます。
利益率でも、営業利益率は3.4%と、堅調な水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高は8,097億9百万円、249億48百万円と増加傾向にあります。
利益面では、経常利益が2023年2月期に24.9%増加するなど、好調に推移しています。
特に今期は、新店舗の出店や売場の改装、品揃えの拡充などが寄与し、増収増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日時点の総資産は2,920億円となり、前期末から48億円増加しました。
流動資産は865億円、固定資産は2,054億円と、ともに前期末から増加しています。
資産の部
流動資産の増加は主に、現金及び預金、売掛金の増加によるものです。
固定資産の増加は、店舗の新設などに伴う有形固定資産の増加が主な要因です。
負債の部
負債合計は1,524億円と前期末から21億円増加しました。
主な変動は、買掛金の増加と未払法人税等の減少です。
純資産の部
純資産は1,395億円と前期末から26億円増加しました。
これは、利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
株式会社ライフコーポレーションのROA(総資産経常利益率)は過去3年平均で約8.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は約12.4%となっています。
両指標とも、同業他社と比べて高い水準にあり、資産効率と収益性が高いことがわかります。
今期も好調な業績を維持しており、今後もこうした高い収益力を維持できると期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べて11.5%増加しました。
これは主に、経常利益の増加や運転資本の改善などによるものです。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは新店舗の出店などによりマイナスとなりました。
全体としては、着実な資金の裏付けがあり、今後の成長投資にも活用できる良好な財務体質を維持しています。
配当の支払額
2024年5月の定時株主総会で、1株当たり50円の期末配当が決議されました。
これにより、前期の年間配当金は1株当たり85円となっています。
配当性向は約23.5%と、株主への利益還元も適切な水準を維持しています。
今後の展望
株式会社ライフコーポレーションは、「2030年度の目指す姿」を見据えた「第七次中期経営計画」に取り組んでいます。
人への投資、同質化競争からの脱却、持続可能な社会への貢献を3つの主要テーマとし、店舗出店や既存店の改装、プライベートブランド商品の強化、生産性向上など、様々な施策に注力しています。
これらの取り組みにより、業績の継続的な向上と、企業価値の更なる向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ライフコーポレーションは、食品スーパー業界の大手企業として、着実な業績拡大を続けています。
特に注目なのは、環境配慮型店舗の展開や、IT技術を活用した業務効率化など、時代のニーズに合わせた取り組みを推進していることです。
堅実な収益基盤と、将来を見据えた戦略的な投資が同社の強みと言えるでしょう。
株式会社ライフコーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ライフコーポレーションの決算日は2月末日です。
2024年3月期第1四半期決算は2024年7月12日に発表され、売上高は2,063億82百万円、営業利益は69億45百万円と、いずれも前年同期比で増加しました。
また、2024年5月の定時株主総会で1株当たり50円の期末配当が決議され、年間配当金は1株当たり85円となっています。