マックスバリュ東海株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日の連結決算が発表されました。売上高は920億93百万円と前年同期比3.2%増加し、経常利益は28億43百万円と17.8%増加しました。新型コロナ禍の影響が和らぐなか、野菜や冷凍食品の品揃え強化、デジタル化の推進などに取り組み、業績を伸ばしています。
企業情報
企業名: マックスバリュ東海株式会社
証券コード: E03087
決算期: 2月末
マックスバリュ東海株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
マックスバリュ東海株式会社の決算日は2月末です。第1四半期の決算発表は7月12日に行われました。
主な事業
マックスバリュ東海株式会社は、静岡県を中心に関東、東海地方に展開するスーパーマーケットチェーンです。食料品を中心に、日用品、衣料品などを取り扱っています。近年は、「ちゃんとごはん」といった健康な食生活提案や、ネットスーパー、無人店舗「Mマート」の展開など、新しい取り組みにも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
マックスバリュ東海の営業収益は920億93百万円と前年同期比3.2%の増収となりました。営業利益は28億55百万円と18.5%の増益を達成しています。経常利益も28億43百万円と17.8%増加し、収益性が向上しています。
売上・利益の推移
マックスバリュ東海は、売上高が2024年2月期に366,742百万円を記録し、前期比6.9%の増収となっています。一方で、経常利益は13,516百万円と前期比0.2%減少しています。コロナ禍の影響からの回復傾向にあるものの、物価高騰による消費マインドの低下などが業績に影響を及ぼしたようです。
四半期連結貸借対照表について
マックスバリュ東海の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は1,323億30百万円となっています。負債合計は517億45百万円、純資産は805億85百万円となっています。
資産の部
流動資産は594億17百万円で、現金及び預金が110億62百万円、商品が101億66百万円となっています。固定資産は728億13百万円で、有形固定資産が580億90百万円を占めています。
負債の部
流動負債は429億7百万円で、買掛金が285億74百万円となっています。固定負債は88億37百万円となっています。
純資産の部
株主資本は806億13百万円で、資本金が22億67百万円、利益剰余金が672億70百万円となっています。その他の包括利益累計額は63百万円の赤字となっています。
ROAとROE
マックスバリュ東海のROA(総資産経常利益率)は前期2.4%から当期2.2%へ低下しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前期10.4%から当期9.1%へ減少しています。収益性の低下が見られるものの、依然として健全な水準を維持しています。
キャッシュフロー
マックスバリュ東海のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期比で増加しており、投資活動によるキャッシュ・フローも改善傾向にあります。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いなどから減少しています。全体としてキャッシュ・ポジションは健全に推移しているといえます。
配当の支払額
マックスバリュ東海は、2024年4月16日の取締役会で1株当たり60円の期末配当を決議しました。前期の57円から3円増配となっています。配当性向は23.0%と株主還元も充実してきています。
今後の展望
マックスバリュ東海は「事業構造の変革」「テクノロジーの活用を通じた付加価値の創造」「サステナビリティ経営の推進」の3つの基本戦略に取り組んでいます。デリカ商品の拡充や無人店舗の新規出店など、商品・チャネルの多角化を進めるほか、省エネルギーや地域貢献活動にも力を入れ、持続可能な企業価値の向上を目指しています。
編集部のまとめ
マックスバリュ東海の2024年3月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な内容でした。コロナ禍からの回復基調にあり、デジタル化や健康志向への取り組みが功を奏しているようです。今後も新しい商品・サービスの提供や地域貢献活動を通じて、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。
マックスバリュ東海株式会社の決算日や配当についてまとめました。
マックスバリュ東海の決算日は2月末で、第1四半期決算は7月12日に発表されました。また、2024年4月16日の取締役会で1株当たり60円の期末配当が決議されました。今後も株主還元の充実が期待できます。