こんにちは。株式会社リンガーハットの第60期第3四半期の決算報告をご紹介します。売上高は296億72百万円と前年同期比8.0%の増加となり、営業利益は4億85百万円、経常利益は5億14百万円と大幅な改善が見られました。コロナ禍の影響が和らぎ、個人消費が回復に向かっていることが要因と考えられます。
企業情報
企業名: 株式会社リンガーハット
証券コード: E03099
決算期: 2月
株式会社リンガーハットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リンガーハットの決算日は 2月末日 です。四半期決算は5月、8月、11月、2月に行われます。
主な事業
株式会社リンガーハットは、長崎ちゃんぽん事業ととんかつ事業を展開しています。長崎ちゃんぽんを中心とした店舗展開が主力事業で、全国に600店舗以上を展開しています。また、とんかつ店も全国に80店舗以上を展開しており、安全・安心・健康にこだわった商品開発にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は296億72百万円と前年同期比8.0%の増加、営業利益は4億85百万円と前年同期の営業損失6億9百万円から大幅に改善しました。個人消費の回復によって売上が拡大し、利益率も改善したと言えます。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比8.0%増と好調に推移しています。また、営業利益も前年同期の営業損失から改善し、4億85百万円となりました。経常利益も5億14百万円と前年同期の経常損失から大幅に改善しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社リンガーハットの四半期連結貸借対照表では、資産の部が288億85百万円、負債の部が167億71百万円、純資産の部が121億14百万円となっています。前期末と比べて資産は増加、負債は減少、純資産は増加しており、財務状況は健全に推移しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が25億28百万円と前期末から増加しており、流動資産全体でも前期末から4億12百万円増加しています。固定資産も23億7百万円あり、総資産は288億85百万円と安定した規模を維持しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が8億18百万円、長期借入金が65億46百万円となっています。前期末から負債が92百万円減少しており、財務体質が改善されています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が119億27百万円と前期末から107百万円増加しています。自己資本比率は41.9%と高い水準を維持しており、財務の健全性が窺えます。
ROAとROE
ROAは前年同期の△0.9%から1.6%に改善し、ROEも前年同期の△2.6%から1.9%に改善しています。売上と収益性の改善により、企業価値の向上につながっていると言えます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため、開示されていません。ただし、現金及び預金が前期末より1億55百万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・インが増加していると考えられます。
配当の支払額
当社は株主への利益還元として、中間配当として1株当たり5円を実施しています。この配当水準は前期と同水準を維持しており、株主への安定的な利益還元が行われていることが分かります。
今後の展望
株式会社リンガーハットは、引き続き店舗ネットワークの拡充や商品開発、原価管理の強化などに取り組み、企業価値の向上を目指しています。コロナ禍からの回復基調が続く中、今後の業績拡大にも期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社リンガーハットの第60期第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期から大幅に改善し、財務体質も健全に推移しています。コロナ禍からの回復基調が続く中、店舗ネットワークの拡充や商品力強化など、今後の業績拡大に期待が高まっています。また、株主への配当も安定的に実施しており、企業価値向上への取り組みが窺えます。
株式会社リンガーハットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社リンガーハットの決算日は2月末日で、四半期決算は5月、8月、11月、2月に行われています。また、中間配当として1株当たり5円の配当を実施しており、株主への安定的な利益還元が行われています。今後も業績の改善と企業価値の向上が期待されます。