株式会社リンガーハットの2024年度第1四半期決算報告が公開されました。売上高は104億41百万円、前年同期比で6.4%の増加となりました。営業利益は3億75百万円と前年同期比で98.2%の大幅な増加を果たしています。また、経常利益は3億4百万円と52.3%の増加となっています。
企業情報
企業名: 株式会社リンガーハット
証券コード: E03099
決算期: 2024年2月期
株式会社リンガーハットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リンガーハットの決算日は2月末日となっており、四半期報告書の提出期限は決算日の2ヶ月後の4ヶ月以内となっています。今回の決算報告は、2024年3月1日から5月31日までの第1四半期の業績が公開されたものです。
主な事業
株式会社リンガーハットは「長崎ちゃんぽん」「とんかつ濵かつ」などの飲食店事業を展開しています。ちゃんぽんやとんかつなどの調理・提供に加え、直営店およびフランチャイズ店の設備メンテナンス事業も手掛けております。全国的に展開しており、国内642店舗、海外9店舗を運営しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第1四半期の業績は大変良好で、売上高は104億41百万円と前年同期比で6.4%の増加となりました。営業利益は3億75百万円と大幅に増加し、利益率も大きく改善しています。経常利益も3億4百万円と52.3%の増加を果たしています。主力事業の長崎ちゃんぽん事業が好調に推移したことが主な要因となっています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期の98億14百万円から104億41百万円と6.4%増加しました。また、営業利益は前年同期の1億89百万円から3億75百万円と98.2%増加、経常利益も前年同期の2億円から3億4百万円と52.3%の大幅な増加となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社リンガーハットの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比14億20百万円増加して301億46百万円となっています。この増加の主な要因は現金及び預金の増加によるものです。一方、負債は前期末比13億16百万円増加して171億83百万円となっており、この増加の主な要因は長期借入金の増加によるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比9億68百万円増加し、32億61百万円となっています。また、売掛金も8億84百万円増加し、13億81百万円となっています。固定資産も前期末比1億37百万円増加し、23億96百万円となっています。
負債の部
負債の部では、1年内返済予定の長期借入金が21億67百万円減少しましたが、長期借入金が34億99百万円増加しました。この結果、長期借入金合計は63億17百万円となっています。その他、未払費用が2億90百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が72百万円増加し、16億70百万円となりました。自己資本比率は前期末の44.8%から43.0%となっています。
ROAとROE
ROAは前期末の3.9%から当第1四半期は4.0%と微増しています。一方、ROEは前期末の6.5%から当第1四半期は5.8%と若干低下しています。ROEの低下は借入金の増加により自己資本が膨らんでいるためと考えられます。今後さらなる収益力の向上により、ROEの改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によって9億68百万円の収入がありましたが、投資活動で1億35百万円、財務活動で2億80百万円それぞれ支出がありました。この結果、現金及び現金同等物は前期末比9億68百万円増加し、32億61百万円となっています。
配当の支払額
株式会社リンガーハットは、2024年5月22日開催の定時株主総会において、1株当たり5円の期末配当を実施することを決議しています。配当総額は1億30百万円となります。
今後の展望
株式会社リンガーハットは、ちゃんぽんやとんかつなどの新商品開発や店舗出退店などに注力し、更なる売上と収益の拡大を目指すとしています。また、省エネ活動にも積極的に取り組み、コスト削減にも努めていく方針です。今後も着実な業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社リンガーハットの2024年度第1四半期決算は大変良好な結果となりました。売上高、営業利益、経常利益ともに大きな増加を果たしています。固定資産や借入金の増加により自己資本比率は低下しましたが、全体として事業の成長が確認できる内容でした。今後も新商品投入や省エネ活動に注力し、さらなる業績拡大が期待されます。
株式会社リンガーハットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社リンガーハットの決算日は2月末日で、決算報告は2ヶ月後の4ヶ月以内に四半期報告書が提出されます。また、2024年5月の定時株主総会において1株当たり5円の期末配当の支払いが決議されました。今後も安定した配当政策が期待されます。