テンアライド株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告がきました!売上高は前年同期比120.0%の83億16百万円と大幅に増加しました。また経常利益は1億38百万円と前年同期の赤字から黒字に転換。厳しい経営環境が続く中、積極的な店舗展開や原価管理の強化などが奏功したようです。今後の継続的な業績拡大に期待が高まります。
企業情報
企業名: テンアライド株式会社
証券コード: 82070
決算期: 3月期
テンアライド株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
テンアライド株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日を基準としています。
主な事業
テンアライド株式会社は外食産業を中心に事業を展開しています。主力ブランドには「旬鮮酒場天狗」「和食れすとらん天狗」「テング酒場」「神田屋」「てんぐ大ホール」などがあり、98店舗を全国に展開しています。健全な食の提供をモットーに、高品質な食材と低価格を実現しながら、お客様のニーズに合わせた業態展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の売上高は83億16百万円と前年同期比で120.0%と大幅に増加しました。また経常利益は1億38百万円と前年同期の赤字から黒字に転換しています。新型コロナ禍の影響が和らいだことや、オリジナル製品の外部販売強化など、積極的な事業展開が奏功した結果と見られます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は第3四半期で前年同期比120%と大幅増となっています。一方、経常利益は前年同期の赤字から今期第3四半期は1億38百万円の黒字に転換しました。経営効率化や新規事業の寄与などにより、収益性も着実に改善されているようです。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は80億83百万円と前期末比5億34百万円増加しました。主な増加要因は現金及び預金の増加です。一方、負債合計は55億94百万円と2億5百万円減少しており、財務体質の改善が進んでいます。
資産の部
流動資産は現金及び預金の増加などにより45億56百万円と前期末から4億64百万円増加しました。固定資産は35億26百万円と前期末から70百万円増加しています。
負債の部
流動負債は短期借入金の返済などにより35億38百万円と2億00百万円減少しました。固定負債は20億55百万円と5百万円減少しています。
純資産の部
純資産は24億88百万円と前期末から7億40百万円増加しています。これは新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加などが主な要因です。
ROAとROE
ROAは前年同期の▲9.0%から当第3四半期は1.7%に改善しています。一方、ROEは前年同期の▲41.0%から当第3四半期は5.2%まで回復しました。収益性や資本効率性が高まってきていることが確認できます。
キャッシュフロー
営業キャッシュ・フローは前年同期の▲10億5千万円から当第3四半期は5億44百万円と大幅に改善しています。投資キャッシュ・フローも設備投資の抑制などにより▲1億41百万円と前年同期の▲2億53百万円から好転しました。財務キャッシュ・フローは返済による支出が減少したことで▲2億59百万円と前年同期の▲3億78百万円から改善しています。
配当の支払額
当社はA種種類株式およびB種種類株式に対して配当を実施しています。当第3四半期連結累計期間では、A種種類株式に対して1株当たり70,000円、B種種類株式に対して1株当たり40,000円の配当を行っています。
今後の展望
今後は、新型コロナ禍の収束による消費者ニーズの回復に加え、セントラルキッチンを活用したオリジナル製品の外部販売の拡大などにより、さらなる収益力の向上が期待されます。また、店舗の業態転換や効率化にも取り組むことで、持続的な成長と企業価値の向上につなげていく方針です。
編集部のまとめ
テンアライド株式会社は、外食産業の中で堅調な業績を維持しているようです。厳しい経営環境の中、新型コロナ禍の影響が和らぐ中で、積極的な店舗展開と原価管理の強化により、売上高と利益の回復が確認できました。今後も収益性の向上と企業価値の向上に期待が高まります。
テンアライド株式会社の決算日や配当についてまとめました。
テンアライド株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日基準となっています。また、同社はA種種類株式とB種種類株式に対して配当を実施しており、当第3四半期連結累計期間では、A種種類株式に1株当たり70,000円、B種種類株式に1株当たり40,000円の配当を行っています。今後も安定的な配当の継続が期待されます。