株式会社コメリの第63期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ホームセンターの老舗「株式会社コメリ」の四半期決算報告書をご紹介します。コメリグループは、園芸・農業用品や建築資材などを中心に幅広い商品を取り扱う大手ホームセンター企業です。今期の業績は前年同期比で減収減益となりましたが、長期的な視点で見ると堅調な経営状況が伺えます。

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企業情報

企業名: 株式会社コメリ
証券コード: 82180
決算期: 2023年12月期

株式会社コメリの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社コメリの決算日は3月31日と9月30日の年2回で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回実施しています。決算発表は2月と5月、8月、11月に行われます。

主な事業

株式会社コメリはホームセンター事業を主力としており、園芸用品、建築資材、金物・工具、日用品など幅広いカテゴリーの商品を取り扱っています。全国に1,218店舗を展開し、主力のコメリハード&グリーンブランドを中心に、コメリパワー、コメリPROなどのフォーマットでお客様のニーズに応えています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,900億64百万円(前年同期比2.3%減)、営業利益201億5百万円(同17.0%減)、経常利益201億62百万円(同15.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益138億58百万円(同14.4%減)となりました。利益率については、原材料価格の高騰や円安の影響により、売上総利益率が悪化しています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移を見ると、売上高は約3,800億円前後で推移しています。一方、営業利益は250億円前後、経常利益は260億円前後で推移しており、安定した収益力を維持してきました。ただし、足元では原材料価格高騰の影響を受けて減益傾向にあります。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は3,605億83百万円で、前期末比では8億3百万円減少しました。負債合計は1,241億95百万円と前期末比98億43百万円減少し、純資産は2,363億87百万円と90億40百万円増加しました。自己資本比率は65.6%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

流動資産は1,670億53百万円と前期末比29億61百万円減少しました。主な変動は商品及び製品の82億77百万円減少です。固定資産は1,935億30百万円と21億57百万円増加しており、有形固定資産が増加しています。

負債の部

流動負債は972億56百万円と前期末比42億36百万円減少しました。支払手形及び買掛金が40億10百万円減少しています。固定負債は269億39百万円と56億7百万円減少しており、長期借入金が減少しています。

純資産の部

純資産合計は2,363億87百万円と前期末比90億40百万円増加しました。主な増加要因は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上138億58百万円です。一方で自己株式の取得により24億3百万円減少しています。

ROAとROE

コメリグループの自己資本利益率(ROE)は12.5%と高い水準を維持しています。一方で総資産利益率(ROA)は5.1%と前期から低下傾向にあります。これは主に原材料価格高騰による粗利率悪化が影響しているものと考えられます。今後の収益力改善が課題となっています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは270億円超を確保しており、堅実な事業運営が続いています。一方で設備投資を中心とした投資活動キャッシュ・フローがマイナスとなっているものの、財務活動によりキャッシュは増加基調にあり、資金繰りは良好です。今後の店舗戦略に応じた投資が課題となっています。

配当の支払額

株式会社コメリは、年2回の期末配当と中間配当を実施しています。当期の1株当たり配当金は年間51円となっています。直近3期の配当性向は約14%前後で推移しており、株主還元も適切に行われています。

今後の展望

原材料価格高騰の影響を受けている中、株式会社コメリは中期的な視点で「暮らしを守り・育てる商品開発」に注力しています。また、物流の効率化や人的資本投資などにも積極的に取り組んでおり、今後の事業成長が期待されます。ただし短期的には収益悪化が避けられない状況にあり、経営環境の変化への対応力が重要となってきます。

編集部のまとめ

株式会社コメリは、園芸・農業用品や建築資材などのホームセンター事業で高い競争力を誇る企業です。中長期的には堅調な収益力を維持しつつ、戦略的な店舗展開やサービス強化に取り組んでおり、今後の成長が期待できます。ただし足元では原材料価格高騰の影響で収益性が低下しているため、経営環境の変化への適応力が重要な課題となっています。

株式会社コメリの決算日や配当についてまとめました。

株式会社コメリの決算は年2回(3月31日、9月30日)、四半期決算は年4回(6月30日、9月30日、12月31日、3月31日)実施しています。配当は年2回(6月、12月)の中間配当と期末配当を行っており、1株当たりの年間配当金は51円となっています。株主還元も適切に行われており、中長期的な成長が期待できる企業です。

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