株式会社タカチホの2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。この決算結果から、同社の事業の強みと今後の展望を抜粋してお伝えします。
企業情報
企業名: 株式会社タカチホ
証券コード: E02787
決算期: 3月31日
株式会社タカチホの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社タカチホの決算日は3月31日です。同社の四半期決算では、第1四半期(4月1日~6月30日)、第2四半期(7月1日~9月30日)、第3四半期(10月1日~12月31日)の業績を発表しています。
主な事業
株式会社タカチホは、みやげ商品の卸売・小売を主力事業としています。その他にもみやげ商品の製造、温浴施設の運営、不動産賃貸、アウトドア用品の販売などの事業も手掛けています。長野県を中心に事業を展開しており、国内外のお客様にみやげ品を提供しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が64億53百万円と前年同期比で10.4%の増加となりました。また、営業利益は4億56百万円と前年同期比で29.3%の増加となりました。これらの結果、経常利益は4億56百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億69百万円となりました。
売上・利益の推移
株式会社タカチホの売上高は、2022年3月期が73億34百万円、2023年12月期第3四半期が64億53百万円と推移しています。また、営業利益は、2022年3月期が3億25百万円、2023年12月期第3四半期が4億56百万円と推移しており、利益率の改善が見られます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の株式会社タカチホの総資産は44億35百万円となっています。このうち、流動資産は23億14百万円、固定資産は21億20百万円です。負債合計は26億74百万円で、そのうち流動負債が12億99百万円、固定負債が13億75百万円となっています。純資産は17億61百万円となっています。
資産の部
株式会社タカチホの資産は、現金・預金が7億44百万円、受取手形及び売掛金が8億52百万円、商品及び製品が6億37百万円となっています。固定資産の主な内訳は、建物が5億61百万円、土地が9億2百万円などとなっています。
負債の部
負債の主な内訳は、支払手形及び買掛金が6億9百万円、短期借入金が3億29百万円、長期借入金が10億58百万円などとなっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が10億円、資本剰余金が7億1百万円、利益剰余金が2億16百万円となっています。また、自己資本比率は39.70%となっています。
ROAとROE
株式会社タカチホのROA(総資産経常利益率)は2022年3月期が7.8%、2023年12月期第3四半期が10.3%と改善傾向にあります。また、ROE(自己資本当期純利益率)は、2022年3月期が21.9%、2023年12月期第3四半期が24.3%と高い水準を維持しています。これは同社の収益力の高さと財務体質の健全性を表しています。
キャッシュフロー
株式会社タカチホのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1億69百万円のマイナスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが21百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが26百万円のマイナスとなっています。これは、売上債権の増加などにより運転資金が増加したことによるものと考えられます。
配当の支払額
株式会社タカチホの2023年3月期の1株当たり配当金は50円となっています。また、2023年12月期の配当予想は未発表となっています。同社は株主還元に積極的で、今後も安定した配当を期待できそうです。
今後の展望
株式会社タカチホは、新型コロナウイルス感染症の影響からの経済回復を受けて、みやげ商品の販売が回復基調にあると見られます。また、新商品の開発や販路拡大に取り組むことで、さらなる業績拡大が期待されます。一方で、原材料価格高騰や人手不足などの課題にも直面していることから、経営の効率化や生産性の向上にも注力していく必要がありそうです。
編集部のまとめ
株式会社タカチホは、みやげ関連事業を中心に安定的な業績を維持しており、四半期決算においても増収増益を達成しています。特に、経常利益率が10%を超えるなど収益性が高く、ROAやROEも良好な水準を示しています。今後は新商品開発や販路拡大に加え、生産性向上にも注力することで、さらなる業績拡大が期待できるでしょう。同社の株主還元にも注目が集まりそうです。
株式会社タカチホの決算日や配当についてまとめました。
株式会社タカチホの決算日は3月31日で、四半期決算では第1四半期(4月1日~6月30日)、第2四半期(7月1日~9月30日)、第3四半期(10月1日~12月31日)の業績を発表しています。また、2023年3月期の1株当たり配当金は50円となっており、同社は株主還元に積極的な姿勢を示しています。今後の業績推移と配当動向にも注目が集まりそうです。