エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました!同社は大手百貨店や食品スーパー、商業施設の運営などさまざまな事業を手がける小売業大手で、今期も着実に業績を伸ばしています。
企業情報
企業名: エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社
証券コード: 82420
決算期: 3月31日
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期の決算報告書は2024年2月9日に公表されました。
主な事業
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社は、百貨店事業、食品事業、商業施設事業などを展開しています。阪急百貨店をはじめとする大型百貨店の運営や、イズミヤ、阪急オアシスなどの食品スーパーの展開、ショッピングセンターの運営など、幅広い事業を手がけています。
今期の業績と利益率は?
同社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が495,464百万円と前年同期比で4.3%増と好調でした。営業利益は22,184百万円と前年同期比で134.0%増と大幅な増益となりました。利益率も着実に改善されています。
売上・利益の推移
同社は、百貨店事業の売上好調や食品事業での既存店売上の回復などにより、第3四半期連結累計期間として過去最高の売上高と経常利益を達成しています。足元の業績は堅調に推移しており、コロナ禍からの回復傾向が顕著になってきています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は719,149百万円、負債合計は431,593百万円、純資産合計は287,555百万円となっています。財務体質は安定的に推移しており、健全な財務状況を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が191,371百万円、固定資産が527,777百万円となっています。現金及び預金が堅調に推移しているほか、棚卸資産も増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が93,064百万円、借入金及び社債が168,930百万円となっています。有利子負債は徐々に減少傾向にあり、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が219,044百万円、その他の包括利益累計額が43,642百万円となっています。自己資本比率は36.5%と、財務の健全性が維持されています。
ROAとROE
ROAは3.3%、ROEは6.2%となっています。前期からの改善傾向が続いており、収益性の向上が図られています。今後も事業改革を進め、更なる収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが36,232百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは23,277百万円の支出となっています。財務活動によるキャッシュ・フローは8,473百万円の支出でした。全体としては、安定した収支状況を維持しています。
配当の支払額
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社は、年2回の期末配当を実施しています。直近の2023年11月の中間配当は1株当たり12.50円でした。同社は株主還元にも力を入れており、今期も前期並みの配当水準を維持する見通しです。
今後の展望
同社は、引き続き百貨店事業での高額商材の好調や、食品事業での既存店の売上回復などにより、好業績を維持する見込みです。今後は、新たな成長分野への投資や事業ポートフォリオの見直しなどにも注力し、持続的な企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社は、百貨店やスーパーマーケット、ショッピングセンターなど、多角的な事業展開を行う大手小売企業です。足元の業績は好調で、コロナ禍からの回復基調が続いています。今後も事業改革を進めつつ、収益性の向上と株主還元の強化にも取り組んでいく方針です。同社の今後の動向に注目が集まります。
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の決算日は3月31日で、直近の2023年12月期第3四半期決算の業績は好調でした。株主還元としての配当も前期並みの水準を維持しており、今後の成長に期待が高まります。