株式会社大和の2023年9月1日から11月30日までの第3四半期決算が発表されました。業績は好調で、前年同期比で増収増益を達成しています。特に百貨店事業の好調が目立ちます。この決算内容から、株式会社大和の健全な経営状況が見て取れますね。
企業情報
企業名: 株式会社大和
証券コード: E03025
決算期: 2月
株式会社大和の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社大和の決算期は2月で、第3四半期決算は11月30日に発表されています。年4回の四半期決算のうちの第3四半期分になります。
主な事業
株式会社大和は、石川県金沢市を拠点とする百貨店チェーンを中心とする企業グループです。百貨店事業のほかにも、ホテル事業や出版事業、飲食事業など、多角的な事業展開を行っています。特に百貨店事業が主力となっており、同社の業績を大きく左右しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期連結累計期間の業績は、売上高117億6,382万円(前年同期比4.1%増)、経常利益2億7,914万円(前年同期比295.9%増)と増収増益となりました。特に百貨店事業の好調が目立ち、前年同期比で増益となっています。
売上・利益の推移
直近の売上高は117億6,382万円と前年同期比4.1%増加しています。経常利益も2億7,914万円と前年同期比295.9%と大幅な増加となりました。売上高、利益ともに堅調に推移しており、株式会社大和の業績が改善傾向にあることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社大和の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が282億6,400万円となっており、前期末比11億2,000万円の増加となっています。この増加は主に流動資産の増加によるものです。また、純資産は41億3,957万円となっており、自己資本比率は14.6%となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が21億3,041万円、商品及び製品が15億6,627万円となっています。有形固定資産も160億4,273万円と大きな割合を占めています。これらの資産の積み上がりにより、総資産が282億6,400万円となっています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が29億2,319万円、契約負債が45億8,566万円、長期借入金が34億2,336万円となっています。これらの負債の積み上がりにより、総負債が241億2,442万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1億円、利益剰余金が14億9,547万円となっています。また、その他の包括利益累計額が15億4,397万円となっている等、健全な財務状況が窺えます。
ROAとROE
株式会社大和のROA(総資産経常利益率)は0.99%、ROE(自己資本利益率)は10.03%となっています。前年同期と比較して、ROAは改善しており、ROEも二桁台を維持しているなど、経営効率が向上している様子がうかがえます。今後も収益性の向上に期待できそうです。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは31億8,863万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは7億6,764万円のマイナスとなっています。全体としては21億3,041万円の現金及び預金を保有しており、健全な財務体質を維持しています。
配当の支払額
株式会社大和は、第3四半期連結累計期間において配当の支払いは行っていません。通期の業績次第で、年間配当の支払いが期待できそうです。株主還元を重視する企業姿勢が伺えます。
今後の展望
株式会社大和は、創業100周年を迎える中で、百貨店事業を中心に売上高と利益の増加を実現しています。今後も、地域に密着した新しい商品や企画の開発に注力し、重点顧客層へのさらなる深耕と次世代顧客層の獲得に取り組んでいくと見られます。株式会社大和の業績は今後も好調に推移すると期待できます。
編集部のまとめ
株式会社大和の2023年度第3四半期決算は、増収増益と好調な業績でした。特に百貨店事業の好調が目立ち、経常利益も大幅に増加しています。財務状況も安定しており、今後の更なる成長が期待できそうです。株主還元面でも、配当の支払いに期待が持てそうです。株式会社大和は今後も地域に密着した事業展開を続け、着実な成長を遂げていくことが期待されます。
株式会社大和の決算日や配当についてまとめました。
株式会社大和の決算日は2月で、第3四半期決算は11月30日に発表されています。今期の第3四半期決算では、増収増益と好調な業績を収めました。また、配当については第3四半期での支払いはありませんでしたが、年間での支払いが期待できそうです。株式会社大和は、今後も地域密着型の事業展開を続け、着実な成長を遂げていくことが期待されます。