株式会社フォーバルの第3四半期決算が発表されました。情報通信分野を中心とした事業展開を進めるこの企業は、売上高45,981百万円と前年同期に比べ9.2%増と好調な業績を収めました。経営効率も高まり、営業利益1,911百万円、経常利益2,109百万円と大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社フォーバル
証券コード: 82750
決算期: 3月期
株式会社フォーバルの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フォーバルの決算期は3月期です。第3四半期決算報告書を2024年2月9日に公表しました。
主な事業
株式会社フォーバルは、情報通信、海外、環境、人材・教育、起業・事業承継の5分野でサービスを展開しています。中小・小規模企業の経営支援を行う「次世代経営コンサルタント」として活動しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高45,981百万円、営業利益1,911百万円、経常利益2,109百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,236百万円と、前年同期に比べて大幅な増収増益となりました。利益率も向上しており、業績は順調に推移しています。
売上・利益の推移
近年の売上高は2023年3月期59,538百万円、当第3四半期連結累計期間は45,981百万円と高水準を維持しています。経常利益も2023年3月期2,717百万円、当第3四半期連結累計期間は2,109百万円と好調な推移となっています。安定した収益基盤を築いている企業といえます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は34,607百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,251百万円減少しました。流動資産は22,473百万円、固定資産は12,133百万円となっています。負債合計は18,431百万円で、前連結会計年度末より1,790百万円減少しました。純資産は16,175百万円と、前連結会計年度末に比べ538百万円増加しています。
資産の部
流動資産は2,665百万円減少し、現金及び預金が983百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,780百万円減少したことが主な要因です。一方、固定資産は1,413百万円増加し、有形固定資産が778百万円、投資その他の資産が658百万円増加しました。
負債の部
流動負債は1,960百万円減少し、支払手形及び買掛金が1,510百万円、未払金が360百万円減少したことが主な要因です。固定負債は170百万円増加し、長期借入金が57百万円、リース債務が82百万円増加しました。
純資産の部
純資産は16,175百万円となり、前連結会計年度末に比べ538百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,236百万円に対し、配当金の支払い694百万円により株主資本が545百万円増加したことによるものです。
ROAとROE
当第3四半期連結累計期間のROA(総資産利益率)は5.9%、ROE(自己資本利益率)は7.6%と、前年同期に比べ大幅に上昇しました。これは売上の伸長と利益率の改善により、企業価値が高まっていることを示しています。今後もこの水準を維持できるよう、事業の収益性向上に努めていくことが重要です。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,028百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローが839百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが173百万円の支出となりました。営業活動によるキャッシュ・フローの増加が企業の健全性を示しています。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間の配当金の総額は694百万円となり、前年同期の666百万円から増加しました。1株当たり配当金は27円で、前年同期の26円から増配となっています。株主還元の強化が評価できる決算内容となっています。
今後の展望
株式会社フォーバルは、DX・GX人材の育成と地域経済の活性化に注力しています。国の成長戦略「新しい資本主義」の実現に向けて、自治体や企業との連携を強化し、地方創生に寄与することを目指しています。今後も情報通信分野における強みを活かし、企業経営を幅広くサポートしていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社フォーバルは、中小企業や自治体のDX化を支援し、地域経済の活性化に貢献する企業です。当期の業績は売上高、利益ともに大幅増と好調で、収益性も大きく改善されています。今後も情報通信分野でのノウハウを生かし、企業の経営支援に注力していくことが期待されます。株主還元の充実も進んでおり、業績と企業価値の向上が期待できる銘柄といえるでしょう。
株式会社フォーバルの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フォーバルの決算期は3月期で、第3四半期決算報告書を2024年2月9日に公表しました。当期の配当金は1株当たり27円と、前期の26円から増配となっています。今後も安定した収益基盤を活かしながら、企業価値向上と株主還元の強化に取り組んでいくことが期待されます。